Interop Tokyo 2019 ShowNetのみどころ

2019/6/12-1

2019年のShowNetでのポイントを聞いてきました。色々と盛りだくさんなので、列挙することにしました。

サービスチェイニングも3回目
	バックボーンにサービスとして入れたのが3回目
	今回は、SRv6で実現

External回線は合計310Gbps

400GbEがShowNetで
	昨年も出展社側での静態展示はあった
	今年はShowNetでの相互接続検証
	テスターを入れてある
		400GbEのテスターも大きなポイント
	400GbEのインターフェースも多様
		400G-LR8、400G-SR8、400G-FR4
		400Gでの伝送も展示あり

自動化の範囲が増えている
	222出展社と100を超えるピアリング先は、ほぼ全自動でconfigが入る
		peering portalに情報を入れると自動でBGPのピアリングが行われる
		出展社に対するサービスメニューをWebクリックで選択すると自動的にDHCPのありなし、グローバルアドレスありなし、セキュリティサービスなどがconfigされる

無線LAN(WiFi)
	11ac Wave2はスタンダードに出していて、高速化が進む
	さらに高速な11axの実稼働も展示あり
	2.5G、5Gイーサネットでアクセスポイントを接続

DC/Server/Cloud
	EVPN Type5の相互接続検証を実施
			L2 VNI、L3 VNIそれぞれを広告しあうことによって検証
		EVPN Type 1-4までは、過去に相互接続性検証を実施済み
	RIFT(Routing In Fat Tree)の相互接続性検証を実施
	ロスレスIPファブリックとNVMe-oF
		NVMeストレージ
			KumoScale
			ディスク自身がイーサネットの通信を行うEthernet JBOF
	ShowNet内およびパブリッククラウドを組み合わせてinteropのWebサイトを運用
		グローバルサーバロードバランシング GSLB(DNSを利用)で、ShowNet内に4割ぐらいのトラフィック、パグリッククラウドに6割ぐらいのトラフィック
		コンテナ基盤としては、Microsoft Azure、GCP、ShowNetでのOpenShift

セキュリティ
	ICAPフェス
		マルウェア解析のためのICAP対応製品の組み合わせによる検証を実施
			数が膨大であるため、10月に行われるShowNet_confで詳細が報告される予定
	例年通り、さまざまなモニタリングなど
		タップや解析など
		高度なサイバー攻撃対策とマルチベンダ脅威情報の集約・活用
		サービスチェイニングによる柔軟で堅牢なセキュリティサービスの提供
	サービスチェイニングの活用(SRv6でのサービスチェイニングとの連携)

モニタリング
	クラウドサービスとオンプレミス監視システムの融合
	オンプレ監視システムによるdeepなモニタリングと経路可視化
	クラウドからのShowNet監視とクラウドのShowNetデータ分析

テスター
	400GbEのテスター
	QoEのフィードバックをエンドノードに近いところから継続的にフィードバック
		QoEとして、スループットだけではなく、遅延やジッタなどを含む品質までをチェックできるように
		以前は疎通のみをチェックしていた
	最新のマルウェアやエクスプロイトを用いたセキュリティ試験

モバイルワイヤレス
	4G/5G RANとEPCのマルチベンダー相互接続性検証(今回は2社)
	5Gの各種コンポーネントのエミュレート
	ステートレスなトラフィック誘導を活用したMEC(Multiaccess Edge Comupting)トライアル

ファシリティ
	200V PDUを使うことで配線がスッキリしてデプロイが早くなる
	電源系統ごとに色分け
	冷却用の難燃性素材をラックの隙間に入れることで気流を制御し、冷却効率をあげる
	各ラックにセンサーをつけることで監視して管理
	ドラムに巻きついたファイバ
	伝送装置の相互接続(4社)
		伝送装置を活用することで少ないファイバ芯数に。芯数の節約
		冗長経路にも。ラムダごとにパスを変えている。三箇所を三角形につなぐリングに。

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