「小悪魔女子大生のサーバエンジニア日記」のaicoさんとのコラボ企画

2014/4/24-2

Software Design 5月号(4月18日発売)で、特集1として「ポートとソケットがわかればTCP/IPネットワーク技術がわかる」という記事を書きました。 文章を私が書き、イラストを「小悪魔女子大生のサーバエンジニア日記」のaicoさんが描くというコラボ企画です。 全部で36ページあります。

私の文章やラフな図を元にaicoさんがイラスト描かれるという方式でしたが、aicoさんのイラストの端々に込められた創意工夫に感動することが多かったです。 「こういったポイントを加えると図がここまで活きるのかぁ」といった感じだったり、「ここにフォーカスする発想はなかった」といった感じです。

私は自称ゆるふわ系ブロガーですが、aicoさんのイラストによって本格的なゆるふわコンテンツに仕上がっていると思います。 是非ご覧頂ければ幸いです。

投げっぱなしジャーマン

今回の企画で個人的に最も印象に残っているのが、ジャーマンスープレックスです。

私が「投げっぱなしジャーマンスープレックス」という文章をUDPの説明として記述し、「こんな感じ」という絵をお渡ししたのですが、aicoさんが「ジャーマンスープレックス」という単語と絵を見て「???」というリアクションでした。


私が描いた絵

そこで、編集者の方が、「ジャーマンスープレックスとは何か」や、「通常のジャーマンスープレックスと投げっぱなしジャーマンスープレックスの違いとは何か」をaicoさんに解説されていました。 そのとき、googleの画像検索で見て頂いたりしたのですが、今にして思えばYouTubeで動画を見て頂いた方がよかったのではないか、みたいな反省は多少あります。

で、後ほど「ジャーマンスープレックス」が通じなかったなぁ。。。と少し考えたのですが、よくよく考えてみると、「もしかして、いまの若者世代ってプロレスを見る機会が少ない?」とか、「深夜などにプロレスを一生懸命見ていた世代って既にオッサンだけ?」とか、別の方向に考えが進みました。

気がついてみると、私ももうすぐ40歳が近いわけで、ネタが立派なオッサンですね(笑。

「編集」と「企画」が作りだすコンテンツ

この企画は私が考えたものではなく、Software Design編集部の方が考えたものです。 「ソケットとポート」という切り口も、編集者の方が考えたものです。

これまで、「ソケットとポート」という切り口でTCP/IPを語ることを考えたことがなかったのですが、今回の企画のおかげで、いままでとは全く異なる視点で文章が書けたと思います。

やはり、「企画」って大事だと思いました。 著者業になってから6年が経過しましたが、編集者の人柄や腕によって出来上がるコンテンツが本当に大きく変わることを、コンテンツが完成する度に再認識することが多い今日この頃です。

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