松江のIIJコンテナ型データセンターを見てきた(13)

2011/11/11-1

コンテナとコンテナの間

コンテナとコンテナの間は、こんな感じです。

15. 第二世代で取り組む予定のこと

松江データセンターパークのコンテナ型データセンターは第一世代であり、以下を実現していると発表されていました。

  • 実効電力10KVA/ラック
  • IT機器のモジュール化
  • 空調設備のモジュール化
  • 自然環境を利用した外気冷却システムの導入
  • 最短経路モジュール間接続による省エネルギー化
  • 松江DCP単体で機能

第二世代では、次のような機能を実現するそうです。

  • 実効電力20KVA以上/ラック
  • IT機器とITモジュール筐体の統合
  • クラウドインフラとしての最適化
    • 機能化、ダイナミックマイグレーション前提
  • 更なるモジュール化の推進
    • 電気設備のモジュール化
    • 電気設備とIT機器の統合・融合
    • モジュール間連携・連動(空調制御等)
    • モジュールインターフェースの定義、標準化
    • 外形寸法の標準化
  • 燃料電池、自然エネルギー(風力、太陽光等)による発電設備とデータセンターの一体化
  • CUE(Carbon Usage Effectiveness)ゼロへ
  • 複数のDCPに分散配置された、仮想化されたネットワークとサーバが、ファシリティと連動

個人的には「複数のDCPに分散配置された〜」のテーマは、他社を含めて、これからの大きなテーマになりそうだと思うので、今後どのようにこの取り組みが進むのか非常に興味があるところです。

16. 他の参加者の方々によるブログ記事

今回のブロガーミーティングに参加された方々が書かれたブログ記事です。 様々な視点で書かれていて、非常に参考になります。 というか、ここまで各参加者の方々が細かく詳しく記事を書くブロガーミィーティングって珍しいかも知れません。

17. 最後に

1年前の見学会から様々なアップデートがあり、面白かったと同時に色々と勉強になりました。

「クラウド」と呼ばれるようなサービスを低価格で実現するために、様々な方法でのコスト削減の試みが行われていますが、IIJ社による取り組みは非常にユニークなので、今後どのように進むのかが非常に楽しみです。

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