松江のIIJコンテナ型データセンターを見てきた(11)
まず最初に語られたのが、現在のIIJ社の収益構造です。 設立当初はインターネット接続サービスが主な事業でしたが、現在インターネット接続サービスは売り上げの1/4であるということが紹介されました。 そのような流れの中で、IIJ GIOによるクラウドサービス事業が行われています。
IIJ GIOサービスの特徴の一つとして、通常のパブリッククラウドともプライベートクラウドども異なる構成が実現可能であることがあげられていました。 具体的な構成例として、VPN等による広域プライベートネットワークと接続しつつ、一部を外部から利用できるような「クラウド」としてIIJ GIOサービスが利用されていることが紹介されていました。
ここら辺は、IP層(Layer 3)に主眼を置いているインターネットインフラ事業者らしいと思いました。
駆け足だったので、あまり深くは理解できなかったのですが、IIJ GIOは他社のクラウドサービスよりも、SIerっぽくもありISPぽくもある、独特な位置づけなのかも知れないという感想を持ちました。 実は、もうちょっと色々とIIJ GIOとコンテナ型データセンター利用の根本的な戦略というか、狙いどころというか、差別化要因というか、な部分を聞いてみたかったのですが、恐らくそれはそれで今後も機会があるような気がするので、またの楽しみとしたいと思いました。
14. その他
その他、色々です。
(続く:次へ)
最近のエントリ
- 日本のIPv6採用状況が50%を超えている件について
- 「ピアリング戦記」の英訳版EPUBを無料配布します!
- IPv4アドレス移転の売買価格推移および移転組織ランキング100
- 例示用IPv6アドレス 3fff::/20 が新たに追加
- ShowNet 2024のL2L3
- ShowNet 2024 ローカル5G
過去記事