ブリタニカ百科事典アカウントを取得してみた
「TechCrunch : ブリタニカ百科事典、ブロガー向けに全巻を無料公開」を読んで、早速エンサイクロペディアブリタニカのアカウントを申請してみました(britannicanet.com)。
申請
申請は非常に簡単でした。 名前、メールアドレス、WebサイトURL、必要に応じてサイト説明等を記述して送信ボタンを押します。
1日でメールが来て、メールに含まれていたアカウント申請画面で申請を行いました。 各種必要項目を入力するとアカウントが発行されました。
使ってみて
全てがFlash仕立てでした。 そして、重すぎて何も動作していません。 とりあえず「Arowana(アロワナ)」と入れて検索した結果画面です。 (「Pleco(プレコ)」は項目が無く、発見できなかったのでアロワナにしてみました)
Arowana
なお、上記画面スナップショットは30分経過した画面です。
オープンしたてでアクセスが殺到しているのでしょうか?
ソーシャルブックマーク?
画面中の「Share」タブを押すと以下のような画面が出てきます。 貼り付け用URLとともに、見慣れたSBMボタンが並んでいます。
ということは、del.icio.usなどからのブックマークを辿れば、好きなbritanicaページを見られるのでしょうか?
感想
最初に。 今までクローズドであったものを半オープンにしたというのは非常に良い事だと思います。 評価もできる取り組みだと思います。 ちょっと気になる点はありましたが。。。
1年間無料
最初に気になったのが、メールから辿ったアカウント申請画面です。 一番上に「1年間無料アカウント」と書いてありました。 「え?来年からは有料?」「もしかして、単なる呼び水で無料化?」と思ってしまいました。 契約の関係上記述しているだけで、毎年無料キャンペーンが継続されるのかも知れませんが、良く見る「1ヶ月間無料キャンペーン」のように思えてしまいました。
全てがFlash?
テキストにして簡単にコピペされるのを嫌ったのでしょうか? 全てがフラッシュです。 使いにくくて仕方がありません。
HTTP_REFERERを適当につければどれでも見られる?
事実上、HTTP_REFERERさえごまかせばどの記事も見放題なのかも知れません。
ただ、記事のURLを発見するためにアカウントが必要という仕組みのような気がします。
動作するのか?
アカウントを無限に発行しまくって、HTTP_REFERERが正規に使えるURLかどうか確認するための仕組みはスケールするのでしょうか? ちゃんと動作するようにするには恐ろしい設備費がかかるのではないでしょうか?
HTTP_REFERERを見ていない?
申請していないURL(例えばhttp://localhost/)にリンクを貼り付けてクリックしても、同様の画面が表示されますね。 最初に誰かが「Share」タブを押せばOKになるのか、そもそもRefererを見ていないのか?
うーん。ちょっと不思議です。
コンテンツホルダーの憂鬱?
今回のひたすら複雑な仕組みは、持てる物の憂鬱なのかも知れないと思いました。
ニュースなど、時間と共に劣化していくコンテンツであれば、どんどん公開して広告モデルもアリなのでしょうが、辞典のようにほぼ永遠に劣化しないコンテンツは、徐々にコピペされていって、価値が薄れてしまうのかも知れません。 単なるコピペが氾濫するという点もありますが、 うまくぼかしてWikipediaに転載されていくのを恐れたのかも知れないと思いました。 まあ、紙であってもそれをする人はいますが、簡単にできるとより転載されてしまう可能性が増加するのでしょうか?
難しいですね。
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