やる気を出す方法
「やる気」に関して話題になることがあります。 自分が楽しいと思っていることであれば「やる気」に関して意識する必要はありません。 「やる気」が自分の中でのテーマとなるのは、自分が楽しいと思っていないけれどやらなければならないことなのではないかと、私は考えています。 さらに言うと、やらないと酷い目にあうと自分でわかっていることに対して、奮い立たせなければいけないのが「やる気」ではないでしょうか。
そのような考えから、私の場合は、やりたいと思っているわけでない作業に対する「やる気」と恐怖は似ていると思うときがあります。 年上の方々を見て「自己管理スゲェ」と思うことが良くあります。 最近は、その人達は自己管理せざるを得ない状況を経験して来たからそうなってるのではないかと思うようになってきました。
以下、個人的な「やる気」を出す方法です。
1. とりあえず手をつける
全く手をつけていない作業ほど「やる気」にならないものです。 何から手をつけようか悩んでいたり、一日の初めのゆったりとした時間ほど自分との戦いが要求される時間帯はありません。 メールを読んだり、無意味にWebサーフィングをしてしまったり、無駄な時間だけが過ぎて行きます。
一方で、一度何かをやり始めた後は、惰性で「やる気」が継続することがあります。 慣性の法則と一緒で、全く動いていない状態から動いている状態へと移行させるために必要なエネルギーは、既に動いているものをさらに動かすエネルギーよりも大きいということだと思います。
2. スケジュール表を作る
〆切やスケジュールが決定していないと、脳内で〆切ホルモンが分泌されず、「やる気」パワーがあまり発揮されません。 一方で、一度スケジュールが決まってしまえば、細かくそれに向かって作業をやりやすくなります。
ただ、スケジュール表を作るという作業は非常に労力がかかります。 スケジュール表を作るという作業に対する「やる気」をどのように捻出するかが、大きな課題と言えそうです。
3. 一人でやらない
一人でやる作業というのは、自分への厳しさが要求されます。 テレビが隣にあったり、ゲームが隣にあったり、ついついコーヒーを入れたくなったり、そしてWebをひたすら巡回し続けたりしてしまいます。
一方で、何らかの形で他人が介在するプロジェクトであれば、「他人に迷惑をかけてしまう」というモチベーションから「やる気」が発揮される場合があります。 また、他人が介在することによって進捗を報告しなければならなくなり、その進捗を仕上げるために作業を行わなければならないという状況に自分が追い込まれるという効果もあります。
4. やばい状況を体験する
ダラダラと時間ばかりが経過し、結果としてスケジュールや〆切をミスするという体験を一度してみるのも「やる気」を出すには良いのかも知れません。
あまりに酷い目にあって、「もうあんなの嫌だ」と思えるような体験をすれば、「ああなりたくない」という恐怖心が増幅し、「やる気」を無理矢理捻出できるような体へと成長できるかも知れません。
ただ、注意しなければならないのは、本格的に壊れてしまうようなヤバさの状況にはならずに、ヤバイ状況になるというさじ加減が重要であるということです。 そして、恐らくそれは狙ってできるような事ではありません。
5. やる気をなくす事を経験する
「やばい状況を体験する」に非常に近いかも知れませんが、自分自身が本格的に「やる気をなくす」という状況に追い込まれるという経験をするのも良いかも知れません。 やる気をとことんまで無くして、その後ひどい状況になる事を経験すれば、無理矢理自分をやる気にさせることの大事さと難しさを実感できるかも知れません。
やる気をなくした事がある人にしか、やる気をなくした人の気持ちはわからないという考え方もあります。 本格的にやる気をなくしてみると、やる気をなくした人への対応方法や、他人のやる気をなくさせない方法に関しての見識が深まるという副次的な効果があるかも知れません。
6. やる気を出せずに消えていく人を目撃する
自分でやる気をなくすことは避けつつ、仮想的に酷い目を体験する方法としては、やる気を無くしてしまった人と居合わせるという方法があるかも知れません。 第三者として遠隔から状況を見つつ、仮想的に「やる気」の重要性が体感できる場合もありそうです。
これも、狙ってやるようなものでは無いので、偶然そのような経験できるかできないかだと思います。
7. やる気なんて幻想だと考える
「やる気になるかならないか」を真面目に考えている時点で罠にはまっているのかも知れません。 そこにあるのは、取り組むべき課題とスケジュールであり、「やる気」というのは個人の甘えや言い訳に過ぎないのかも知れません。
とは言え、言い訳が大好きな私がここにいます。
いや、でも、やらなきゃならんことはやらなきゃならんのですよ。きっと。
まあ、そのやらなきゃならんことが理不尽であったり云々は時と場合によるので、一概には言えないのでしょうが。。。 あまりに理不尽過ぎて、「そんなのできるか!」「ブラックだよ!」という「やる気の失われかた」というのもありますよね。。。
8. そして、ライフハックなんて幻想だ
何だかんだ書きましたが、このようなライフハックも恐らく幻想です。 そもそも、書いている本人がこれを上手に出来ていたら苦労しません。 あくまで「出来たらいいなぁ」という理想でしかありません。
いや、「やる気」って難しいですよね。
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