プログラマとは
例外を考える職業であり、 本流から外れた些細な出来事に関しても気になってしかたがなく、 ついつい会議などにおいても余計な事を口走り、 非プログラマから冷たい目で見られる事もしばしばである。
問題が発生した時には、全身全霊を持って問題発生箇所の特定に勤め、 目を皿にしてコードを眺めたりするが、契約等の問題によりソースコード閲覧権が認められていない場合には、 クラッカー的に様々な実験行動を繰り返しつつ、ファーブルがフンコロガシを観察するのように注意深く結果を見守り、 問題発生箇所の予測を繰り返すが、最終的には「ここが変じゃない?」と他者に詰め寄るという行動を好む。
長時間コンピュータの前に座り続ける事が多く、非プログラマからは「目が悪くならない?肩こらない?」と聞かれることが多いが、 プログラムを書く事自体を苦痛と思っていない間は不思議と目も疲れず、肩もこらないという特技の持ち主である場合もあるが、 夏休みや年末年新などの国を挙げてのフィーバー時期にコンピュータに向かう時間が短くなると逆に禁断症状が出る場合もある。
職人気質である場合もあり「コードを示せ」「書いてナンボ」「動いてナンボ」「書けない豚はタダの豚だ」などの厳しい表現を好むが、 年齢が上昇するにつれて「書く事」よりも「書かせる事」を要求されるようになり、 人によっては発言が軟化する傾向を示す。 ただし、人によっては「書かせる立場」になることによって、タマネギ剣士がオニオンソードを持ったような状態に変化する。
プログラミングが好きではないのに嫌々やらされているという場合も多いが、 一方で寝てもさめてもプログラミングの事を考えてしまうようなフリークも存在し、 夢の中でGAS(GNU Assembler)とMASMがチャンバラをしていたという話を酒席で楽しく語ったり、 夢の中でデバドラのバグを発見したり、 銀河全体がハフマンコード化されていく夢を見たり、 寝言でgccのオプションを連呼するような人種も生息している。
あまりコンピュータを使わない一般人から見たプログラマがキーボードを打つ速度は、 まさにネ申の速度であり、普通にキー操作をしただけで遠方でヒソヒソ話が勃発する。
キー操作に長けているため、会議で議事録をとるのは得意であるが、 101を好むUNIX系プログラマは、昔からDOSを使っていた106を好むプログラマやワープロ世代に議事録作成で遅れをとってしまう場合がある。 カナタイパーには敵わないのである。
プログラマとは、愛すべき人種である。
(全てフィクションです。ご注意下さい。)
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