プログラマレベル
レベル0
レベル0の人はプログラムを一度も書いた事がありません。 レベル0の人は、プログラミングとはどのような作業なのか想像もつきません。 世の中のほとんどの人は、このレベルです。
レベル0の人は、プログラムをかけるプログラマはいわゆるオタクだと思っています。
- ありがちな発言
- 「プログラミングできるんだ。ふーん。凄いね。」
レベル1
レベル1の人は学校の授業の課題としてプログラムを書いた事があります。 しかし、あまりプログラミングには興味を持てず、コンピュータに詳しい知人に課題をやってもらったり、教えてgooなどで課題の答えを聞いたりしているので、仕事としてプログラミングはできません。
- ありがちな発言
- 「教えて下さい」
レベル2
このレベルの人は、2度ほど何かの小規模プログラムを書き上げた経験を持っています。 段々とプログラミングへの興味が広範囲に及ぶようになり、勉強をするのが楽しくて仕方がありません。 このレベルの人達は、コードを書いた経験と徐々に増えてきた知識を元に、やればできるという自信を身につけています。 しかし、プログラミングは終わる事の無い果てしない道であるという事にはまだ気がついていないため、多少自信過剰な状態にあると言えるかも知れません。
- ありがちな発言
- 「プログラミングならまかしとけ」
レベル3
このレベルの人は、色々なプログラムを書くとともに、様々な先輩プログラマとの交流を持つようになります。 自分よりも明らかにスキルが上である多くのプログラマに接する事により、より多くの知識を吸収していきます。 このレベルにある人は1年で別人のように凄い人になっている可能性があります。
それと同時に、プログラミングの奥深さと終わりの無い探求であるという事実に徐々に気がつき始めます。 レベル2時代の自分を恥ずかしく思いながらも、言う事は多少謙虚になっているかもしれません。
- ありがちな発言
- 「プログラミングできると言い切れるほどの能力は無いよ」
レベル4
このレベルの人は、ある程度の経験を積んでおり、その過程で複数のプログラミング言語を使ってコードを書いた経験を持っています。 このレベルの人にとってはプログラミング言語の違いはちょっとした方言の違いにしか思えません。
しかし、各個人は「一番好きなプログラミング言語」というものを持っています。 「どの言語が一番か?」という議題も大好きで、良く同僚などと議論を行います。 しかし、最後には「実は重要なのは言語の違いじゃないんだけどね」と言う逃げの煙幕で茶を濁して議論を打ち切ってしまいます。
仮に、世の中ではLISPとアセンブラを第一言語としている人が崇拝される傾向があるようです(参考:プログラミング言語ヒエラルキー)。
- ありがちな発言
- 「LISP最強」
レベル5
このレベルの人は世の中でハッカー(注意:not cracker)と呼ばれます。 30中盤から50歳前ぐらいで、このレベルの人はヒッピー文化に大いに影響を受けている場合があります。 長髪、髭、Tシャツ、などいわゆるアメリカ的ステレオタイプな「コンピュータオタク」というのは実は、この年代なのでは無いかと思われます。
UNIXの創世記近くからUNIX文化に浸っている彼らの思考回路は凡人には理解不能です。 そのため、寡黙に作業を行い、いつのまにか仕事が終わっています。 現場では魔法使いと呼ばれています。
このレベルの人が大きな会社に勤めている場合、現場で尊敬される反面、本人は苦労している可能性があります。 多くの大企業では、この年齢層のコンピュータ職人は必要と思われていないためです。 そのため、年齢とともにマネージャ職になることを強要されてしまい、内なる葛藤を繰り返していると思われます。
- ありがちな発言
- 「うん。できた。」
レベル6
このレベルの人達は全てを超越しています。 あまりに超越しているため、現存するプログラミング言語では満足できません。 特定の用途での特定の言語の問題点を列挙し、何が悪くてどうすれば良いかを常に考えています。
このような人は、そのうち自分でプログラミング言語を作り出してしまいます。 作り出した成果はフリーソフトとして公開し、世間(もしくは限定されたコアなコミュニティ)からはネ申として崇められます。
なお、このレベルに到達するために必ずしもレベル5を通過する必要はありませんのでご注意下さい。
- ありがちな発言
- 「何か、どのプログラミング言語もイマイチだから、自分で作っちゃった」
レベル7
レベル7の人は、もう10年ぐらいプログラムを書いていません。 このレベルの人達は、プログラマにプログラムを書かせます。 このレベルの人はプログラマをプログラミングする人たちなのです。
このレベルの人自身はプログラムを書きませんが、プログラムを書いていた過去の自分を思い出しながら、今でもプログラマとして第一線でやっていけると自負しています。
このレベルは多少特殊であり、レベル0〜6のどのレベルからでもレベル7へレベルアップ可能です。 ただし、レベル0〜1の人がいきなりこのレベルに昇格したときの破壊力は相当なものです。 場合によってはペンペン草すら生えない焼け野原が発生する事もあるのでご注意下さい。 余談ではありますが、レベル5の人が嫌々昇格したレベル7も悲惨な場合があります。
- ありがちな発言
- 「よろしく」
参考 (元ネタ)
おまけ:プログラミング/技術関連お笑いネタ
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