フィードバックとモチベーション
ブログを続けるモチベーションは何だろうと考えてみました。 考えた結果、それがフィードバックであると思いました。 ここで言うフィードバックの例としては以下のものが挙げられます。
- コメント欄へのコメント
- 他ブログからのリンク
- ブックマーク
- ブックマークコメント
- RSS登録者数
- ページビュー(アクセスログ)
- 実世界での言及(この前の記事だけどさぁ、など)
- 営業目的企業ブログならば売り上げ
- アフィリエイトなどによる収入
コメントやブックマークなどの直接的なフィードバックもありますが、アクセスログも一種のフィードバックではないかと思いました。 アクセスログを見ていると、どのようなところからどれぐらいアクセスがあったかなどがわかります。 このように内容が変化するのがフィードバックになっていると思われます。
これらのフィードバックがなければ、恐らくブログは続かないと思われます。 誰かが見ているという事がわからなければ、何のためにやっているのかわからなくなります。 壁やのれんに向かって話しかけている気分になってしまいます。 逆に、誰かが見ていて、何かを思ってくれたということがわかれば、やる気が出てきます。 見る人が徐々に増えていっているとわかればもっとやる気が出るかも知れません。
恐らく、私生活や勉強や仕事も同じなのではないかと思いました。 良く「褒めろ」という事を書いてある本を見ます。 今回、フィードバックについて考えていると、実は「褒める」ことが重要なのではなくて「褒めることによってポジティブなフィードバックを得られる」という事が重要なのではないかと思い始めました。
例えば、誰かが料理を作ってくれたときに「ありがとう」や「おいしい」と言うと、料理を作る方としては料理という行動に対してフィードバックを受けたことになります。 毎日淡々と料理を作っていて、食べている方が黙々と食べているのではフィードバックが全く無いブログを一人寂しく書き続けるのと同じなのではないかと思いました。 勉強に関しても、模擬テスト結果というフィードバックが途中で何度か入るのがモチベーションにつながっているのでしょうし、仕事でも「やっていることが意味がある」と再認識するのに褒めるという作業は意味を持つのではないかと思いました。
ブログでのアクセスログだけでもフィードバックになると思えば、ブログ以外のところのモチベーションも褒めること以外で維持できると思われます。 重要なのは「変化」を認知できることと、他の誰かの「感情」に触れる事ができることなのではないかと思いました。
Webサイトを制作した場合も同様だと思われます。 そのサイトがローンチされた後に、そのサイトの事を言及した第三者のサイトを発見したり、検索エンジンでの順位が徐々に上昇したり、お店に来た第三者が新しいサイトに対して言及したりすると、サイトの持ち主は喜びます。 ただ、技術者ではない人は、そのようなポジティブな反応をWeb上から発見することは出来ない事もあります。 そこで、Webサイト製作者がローンチ後にポジティブなフィードバックをかき集めて提示してあげると、サイトの持ち主の満足度は急激に上昇すると思われます。 たったそれだけのアフターケアで「頼んで良かった」と思ってくれるかも知れません。
何かが変わっているのが認識できなければ飽きてきてしまうというのは、私が飽きっぽい性格であるからというだけの理由かも知れません。 万人にこれが共通するかどうかは不明ですが、個人的にはフィードバックは重要だなぁという当たり前のことを改めて思いました。
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