みんなブログには期待していないのではないか?
最近「多くの人はブログに対する期待は低いのではないか?」と思うことがあります。 ソーシャルブックマークを見ていると特にそう思う事があります。 この「期待していない」というのは「ブログなんて駄目だ」ということではなく、「この内容は素晴らしい」となる閾値(threshold)がブログだと雑誌や新聞よりも低いのではないかと思うということです。
人間は期待が大きすぎると、素晴らしいものを与えられてもあまり感動しません。 逆に、全然期待をしていないときに多少良いものを渡すと非常に感動することがあります。 このように、期待と実際の差分が満足度になるのではないかと思われます。
雑誌や新聞に書いてある記事とブログの記事の質を比べると、雑誌や新聞に書いてあることの方が良いことも多いです。 しかし、ソーシャルブックマークを見ていると大手メディアの記事よりもブログ記事の方が多くなっています。 「雑誌ならこの品質は当たり前」と思われているのではないかと勝手に妄想しています。 もしくは、こんな大手で皆が見ている記事をブックマークするのは意味が無い(恥ずかしい)と思う心理もあるかも知れないと予想してみました。 (大手が扱わない内容をブログが扱っているという点もあるかも知れません。)
いずれにせよ、現状では、ブログが雑誌よりも有利である点が存在していると思われます。 それは「それほど期待されていないこと」だと思います。 ブログであれば、ある程度の品質を満たせば満足してもらえるという点は、雑誌よりも断然有利だと思われます。 (ただ、そこにそのブログがあるという事を認知してもらうまでが大変なのでしょうが。。。) なお、勝手に私がこのように思い込んでいるだけなのでご注意下さい。
ただ、この利点がいつまで存在するかというのは不明です。 ブログに投稿される記事は日々向上していると思われます。 また、プロブロガーとして活躍する人が出だすと普通の人は手が出せない世界が出来上がっていくと思われます。 現在はまだ発展途上だと思われるので、多くの人に平等にチャンスがある時期なのではないかとも思われます。 色々考えていると、20年後に「あの時ブログを一生懸命書いていれば。。。」と後悔する人が出てきたりするのかも知れないという妄想をしてしまいます。
チャンスはまだいっぱい
また、コンピュータ分野以外の分野ではブログ界が出来上がっていないところも多いと感じています。 テクノロジ系ではないところでは、頑張れば案外すぐに目立てるのではないかと思われます。
例えば、プレコ王国ではプレコというナマズに特化したブログを書いています。 週1回〜2回程度の更新頻度ですが、読者数は日々増加しています。 一緒に活動しているおおぞら観魚園さんに来るお客さんの多くはプレコ王国に関して言及してくれるようになってきましたし、2時間ぐらい車を運転して来る人がいたり、店長が「握手してください」と言われたということもあったそうです。 なお、おおぞら観魚園さんはあまり大きな熱帯魚店ではありません。 小規模なお店でもブログというツールを使って世界を構築できてしまうというのが、現状だと思われます。 このようなことが出来るのは、その世界(業界)でブログというツールを有効に利用している人が非常に少ないからだと思われます。
でも、凄く探すと面白いブログは結構あります。 ただ、凄く探さないと発見できないのが難点だと思われます。 今度「アクアブロガーを探せ2007」というような観賞魚ブロガー発掘イベントでもやろうかと画策している今日この頃です。
#if 0 /** //ちょっとこのイベント名はパクリ過ぎで //良く無いかもしれないとも思いますが。。。 //でも、熱帯魚系良質ブログを純粋に集めている場所って無いんですよね。 //除ランキングサイト。 //FPNさんがこんなニッチな分野のブロガー探しをするとは //到底思えないですし。 // //(注意) //この文章が読めているアナタのプリプロセッサは壊れています */ #endif
ブログと広告
話は多少変わりますが、雑誌などでは広告記事が溢れている事に対しては肝要でも、ブログで広告を載せる事に関しては議論が発生したりします。 これは、ブログは個人で雑誌は営利という分類が前提になっている気がします。
また、テレビや雑誌はどこか遠い存在でも、ブログだと自分でも作れるので自分に近いものと思うのではいないかと思われます。 テレビや雑誌などは非常に巨大な存在で、広告記事や広告番組が入ってもしょうがないと思う一方で、 自分でもできるような身近なブログで広告をしていると「けしからん」と思ってしまうのではないかと勝手に考えてしまいました。 とはいえ、ステルスは嫌なものだと思いますが。
単なる脳内妄想ですが、こんな事を思いついた今日この頃でした。
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