私のネタの探し方
今回は、私が行ってきたネタの探し方を紹介したいと思います。
2006年6月からブログを書き始めましたが、今までの記事を独断と偏見で分類してみると、
作文 | 98個 |
和訳系 | 49個 |
論文紹介 | 18個 |
その他(リンクなど) | 19個 |
という内訳でした。
扱うネタの傾向も時期によって色々です。 論文を多く読んでいた時期があったり、Web2.0をネタにしていたときがあったり、プログラミング関係や仕事関係であったり、笑えないギャグだったりします。 時間の経過とともにネタの探し方も色々変わってきました。
論文の探し方
ブログ開始当初は論文を紹介するものが多い傾向にありました。 論文は主に以下の学術誌サイトから探していました。
- ACM (http://portal.acm.org/)
- ScienceDirect (http://www.sciencedirect.com/)
- Google Scholar (http://scholar.google.com/)
まず、興味のあるキーワードを入れます。 例えば、インターネット依存症について調べようと思えば、「Internet addict」というキーワードで検索してみます。
興味を惹かれるタイトルで、ダウンロード可能なものであれば、まずは中身を見ていました。 見る方法ですが、AbstractとIntroductionと最後の結論を見て面白ければ、全部読んでいました。
論文がダウンロード可能ではなかった場合の、論文を取り寄せる方法ですが、手元にある場合は手元のものを読んでいました。 図書館で発見できる場合は図書館から借りていました。 それでも駄目な場合は知り合いで司書の仕事をしている人に頼んでいました。
つまらないと思っても、その論文の利用価値はあります。 参考文献欄です。 自分に合わないと思った論文でも、参考文献を見ればそのフィールドで有名な論文を辿ることが出来ます。 複数の論文で参照されている論文は大抵良く出来ているので、つまらない論文でもいくつか見ればアタリに行き着けます。 論文を探すこの手法はGoogleのページランクの原点だろうと思います。
英語ブログなどからのネタの探し方
和訳系ネタをやり始めた当初は何も考えずに、digg,technorati,reddit,del.icio.usなどのhotentryから面白そうなのをひろっていました。 その方法は簡単で良いのですが、他の人と被ってしまうというリスクがあります。
被ってもかまわないと言えば、かまわないのですが私は捻くれているので途中で人が扱っていないものを扱いたい衝動にかられてやりかたが多少変わりました。 diggなどでpopular入りしているネタで、他の方が扱いそうにない多少マニアック(UNIX系ネタは全然マニアックじゃないかも知れませんが)なものは、URLを記録したうえで、1週間から1ヶ月ぐらい寝かしておいて誰も取り上げなければネタにしています。 また、記事にする前には記事のタイトルを使って「日本語で検索」をして、あまり扱われていないかどうかを確認してからネタにしています。
最近は検索でネタを探すことが多くなりました。 googleで「demotivated employee」などと検索するとやる気が無くなった社員に関しての記事が発見できたりします。 さらに、最近3ヶ月以内などの条件で絞れますし、「demotivated employee blog」などとすると、やる気をなくした社員を扱ったブログを発見できます。 「how to demotivate programmer」というキーワードでも良いかも知れません。
検索をする際に重要になるのはキーワードですが、良いキーワードをインスパイアするためにはhatenaのホットエントリやその他に日本の記事も読む事がお勧めです。 また、思いついたキーワード群は記録しておくようにしています。 検索結果は時間とともに変わりますし、それらの記録を見ながら新しい検索キーワードを見つけることも出来ます。
作文
脈略が無く思いつくときもありますし、知人との会話を自分の中で発展させていってテーマを見つけたりします。 私は誰か他の人と話している時に連想でネタを思いつくことが多いようです。
YouTubeなどから映像の探し方
「面白い {動画,画像} を探す方法」をご覧下さい。
違う分野でライトな技術紹介
このブログをご覧になっている方は少なからず技術的な事をしている方だと思いますが、技術的ではない他分野に進出するという手もあります。 技術系ではない分野では、こちらが凄く当たり前と思っているような内容でも新鮮に写るようです。 例えば、私は熱帯魚であるプレコに関するブログをプレコ屋さんと一緒にやっていますが、そこでは「Flickrというサービスがあるよ」とか「YouTubeで映像が共有されるよ」などの解説を書いたりしています。 今後も「インターネットとプレコ」という題材でちょくちょく記事を書いていく予定です。
最後に
インターネット上の情報が多様化するのは良いことだと思うので、何となく今までの私のネタの探し方を紹介してみました。 時間とともにやり方が変化しているのでもしかしたら、書き忘れている事もあるかもしれません。 思い出したらまた追加します。
上記方法が参考になれば幸いです。
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