誰でも世界を変えられる
世界に対して影響を与えて変える事は誰もができる、問題は「世界」の定義をどうするかだ、と最近思いました。
「世界で大絶賛」「世界中が感動」という表現を見ることがあります。 例えば、それが映画の宣伝文句だったとします。 そこで言う「世界」に自分は含まれていないんだなぁと思う事があります。
「Googleが世界を変えた」という表現を見ることがあります。 しかし、PCを全く触らない人は、全く変化を感じていない事が多いです。 恐らく、そのような人にとってGoogleは世界を変えていません。
このような考え方をすると一般的に使われる「世界」という単語がカバーする範囲は、地球上の人類全てではない気がします。
では、どこまで「世界」は縮める事が可能なのでしょうか? 例えば、「コップの中の世界」や「井戸の中の世界」という表現もあり得ます。
「Web屋の世界」「熱帯魚の世界」「プログラマの世界」「化学屋の世界」「映像屋の世界」などの表現をすると、「世界」という単語は「業界」を意味するものになります。 「○○社内の世界」「△社×部◇課の世界」「○○部長ワールド」という表現をするとさらに限定された「世界」になります。
非常にニッチな「世界」では、特定の個人が集団全体に対して大きな影響を与える機会は多くなります。 影響を与えた人がその業界にどっぷりな人であれば、その人は自分のまわりの「世界」を変えてしまった、と言っても語弊はない気がします。
こうやって書いてしまうと、私のブログで恒例の言葉遊びっぽい気もしますが、自分のまわりの小さな「世界」に与えた影響が伝播していって、他の世界に感染することもあり得ると思います。 そうしていくことで、結果として最初の小さな影響が徐々に増幅されていって、最終的には大きな「世界」にまで影響を与える可能性はゼロではないと思います。
「自分はちっぽけで「世界」なんて変えられるわけがない。。。」と思うよりも「○○の世界を変えてやる!」と思って何かをした方がモチベーションも上がるし、楽しいのではないかとふと思った今日この頃です。
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