発明家として失敗する方法
「Top Ten Ways to Fail as an Inventor」という面白い記事がありました。 発明家として大成しないためのノウハウらしいです。
これを読んでいると、アメリカは個人で発明家業を行う人が多いのかも知れないと思いました。 でも、発明に限らず中小企業が特徴を出しながら勝負する方法などでも同じような事が言えるのかも知れないとも思いました。
以下、要約です。 誤訳などがある可能性があるので、原文もご覧下さい。
1. 発明のプロセスを記録しない
発明のコンセプトやテスト結果を記録しておけば、それが自分のアイディアであると証明する必要がでたときに利用できるそうです。
2. 発明を具現化しない
アイディアを売ることはできません。 プロトタイプなどが無いと誰も買ってくれません。
3. おいしいところだけ受け取れると思っている
発明をしたからといって、誰かが具現化して、試して、特許を取って、おいしいところだけを全部もってきてくれるわけありません。 必要な事は自分でやらないといけません。 専門家とは必要な箇所ごとに個別に相談しましょう。
4. 特定の発明に固執し過ぎる
自分の発明を信じるのは自由ですが、実際に賭けに出る前に調査をしましょう。
5. 公開を急ぎすぎる
公開された場、もしくは秘密保持契約を結んでいない誰かに話した時点で競争が開始されます。
6. 車輪の再発明だった
既に発明されているものがないか確認しましょう。
7. 特許を取得するかしないか、それが問題だ
特許を取るか取らないかには色々な意見あります。 特許を取る時間と経費をマーケティングにまわすべきだという意見もあります。 ルービックキューブは特許を取らずに成功した事例であるって知ってました?
8. 駄目な特許を取得してしまう
たった1語で特許のカバーする範囲が変わる事もあります。 専門家に正しく相談しましょう。
9. TPO
発明者だからといってTPOをわきまえない事の言い訳にはなりません。 正しい文章と、状況に応じた適切な服装を心がけましょう。
10. 一点賭け
発明を売るときには、特定の一箇所ではなく最低でも20〜30箇所にあたってみましょう。
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