Windows XPが地球温暖化を促進していた?
「How Windows XP Wasted $25 Billion of Energy」という記事がありました。 マイクロソフトによるとWindows Vistaを使うと今までと比べてPC一台あたり年間50〜75ドルの電気代節約になるそうです。 ただ、それはWindows Vistaが優れているのではなく、今までのWindowsに入っていた「three stupid mistakes(3つの馬鹿な間違い)」を修正しただけであると書いてありました。 それにより、世の中に対して不必要な電気代と二酸化炭素を発生させていたと、その記事では主張しています。 主張の一部は「本当かぁ?」と思いましたが、記事の視点としては面白かったので、もしよろしければ原文を読んでみてください。 ソフトウェア開発者の立場としては、直接地球温暖化に影響を与えてるという実感は持てない事が多いですが、場合によっては数行のコードでCO2排出量が全然変わってしまう可能性があるという事を実感させられました。
1つ目としては、MicrosoftはPower Saving Optionのデフォルト設定をHighにしていなかった事が挙げられるそうです。 そのため、何もしない時のデフォルト設定は"High Performance"になっていたそうです。
2つ目としては、Sleep modeが挙げられるそうです。 Windows XPはどのようなアプリケーションでもSleep modeを妨げられるようになっているそうです。 そのため、アンチウィルスソフトがSleep modeを妨害してSleep modeに入らないということもあり得たそうです。
3つ目としては、今までは管理者が統一的にSleep modeを扱える術が無かったことが挙げられるそうです。 そのため、各ユーザが各自判断を行い、場合によっては週末にPCの電源が入ったままになっていたそうです。
「Microsoft could save 45 million tons of CO2 emissions with a few lines of computer code」の試算によると、Vistaになると年間4500万トンのCO2排出が削減できるそうです。 ということは、XPの時点で直していたら2億2500万トンのCO2削減が防げた事になると記事に書いてありました。
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