プログラマのモチベーションを高める9の事項
「Nine Things Developers Want More Than Money」という記事がありました。 面白かったので要約してみました。 誤訳や勘違いがあるかも知れないので詳細は元記事をご覧下さい。
1. 成功するプロジェクトであること
多くのプロジェクトはそもそも失敗するような計画で行われているという悲しい現実があると書いてありました。 成功の要素として、現実的な納期、安物のツールを使うことを強制されないこと、ろくでもないマネジメント・仕様変更・暗黙の仕様 などを要求する発注先にあたらないなどが重要だそうです。
2. すばらしいマネジメントが行われていること
プロジェクトと人の両面ですばらしいマネジメントが行われていることが重要だそうです。 身を挺してチームを守るようなすばらしいマネージャに対してはプログラマはソフトウェアの品質で応えるそうです。
3. 新しいことを学べること
新しいことに接して勉強ができる環境は開発者を喜ばせるそうです。
4. 意味のある難題を解決すること
開発者は難題に挑戦するのが大好きです。 それが無いと退屈してしまいます。 正しい難題というのは、世の中が話題にしているような最新技術を使って技術的な課題を解決するようなものです。 駄目な難題というのは例えば「他人の作った汚いコードを直せ」などの難題です。
5. 意見に耳を傾けること
システムの不具合などに真っ先に気がつくのが開発者です。 開発者が何かを言っていたら耳を傾け、同じような不平を言う開発者が複数いたら迅速に行動すべきだそうです。
6. 大変さを理解すること
開発者は色々な苦労をしてものを作っています。 彼らの苦労を理解して、感謝の意を示すことがモチベーションを維持するのに重要だそうです。
7. 意味のあるものを作ること
使われて、かつ、世の中に対して意味のあるものを作っているときの方がモチベーションが高くなります。 1年に15回ぐらいしか使われないようなAPIのバグを直すことに対するモチベーションは維持できないそうです。
8. 会議を開かなくてもソフトウェアをかけること
Webサイト製作の仕事をしたときに、1ページ作成毎に6人を招集して会議をする必要があったそうです。 そのときはやる気をなくしたそうです。
9. 過去の遺産による制約が少ないこと
昔の誰かが書いたバグだらけのコードによる制約が多いとクリエイティビティが阻害され、やる気がなくなるそうです。
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