インターネット帯域がYouTubeで占有される日
むか〜し、むかしのその昔、インターネットを占有しているトラフィックはメールであると言われていました。 その後、Webの登場で状況が変わり、HTTPトラフィックがインターネット帯域の80%を占有していると言われるようになりました。 さらに最近になると、P2P(P2Pの中でもファイル共有アプリケーション)トラフィックがインターネットトラフィックの7割を占めると主張されるようになりました。
近いうちに、インターネット占有ランキングにまた変化があるのではないかと、私は勝手に妄想しています。 インターネットで最も帯域を占有するのがYouTubeになる日が来るのではないかと勝手に妄想しています。
最近、どこを見てもYouTubeだらけです。 YouTubeは恐ろしく大量のトラフィックをインターネット上で発生させているのではないかと考えています。
YouTubeがインターネットトラフィックの大半を占めるようになると、恐らく、ISPが文句を言い出すと思います。 今までは、不特定多数の人が自律分散的に発生させていたトラフィックが同じ種類のトラフィックとしてインターネット帯域を占有していました。
今後、もし、YouTubeトラフィックがインターネットを占有するようになると、インターネット史上初めて特定の事業主体がインターネット帯域を占有し続けるという事態が発生します。 今までは「ブーブー」言う相手が不特定多数だったISPは、特定の事業者に文句を言えるような環境になるわけです。 そうすると、色々紛争が発生しそうな予感がします。 (その紛争が末端ユーザにどのような影響を与えるかは不明ですが。。。)
以上のような事を勝手に妄想してみました。 結局、蓋を開けてみたらYouTubeは今がピークという結果になるかも知れませんし、数年経ってみないとわかりませんね。
最近のエントリ
- 日本のIPv6採用状況が50%を超えている件について
- 「ピアリング戦記」の英訳版EPUBを無料配布します!
- IPv4アドレス移転の売買価格推移および移転組織ランキング100
- 例示用IPv6アドレス 3fff::/20 が新たに追加
- ShowNet 2024のL2L3
- ShowNet 2024 ローカル5G
過去記事