GDの使い方
GDは画像を生成するためのPHPライブラリです。 そのため、GDの利用方法は良くあるHTML中にPHPを埋め込む方式ではなく、画像の代わりにPHPスクリプトをIMGタグで指定するなどの方法になります。
例えば、GDを使ったPHPスクリプト「sample.php」があったとします。 「sample.php」は例えば以下のようなスクリプトであるとします。
<?php
$img = ImageCreate(100,100);
$black = ImageColorAllocate($img, 0x00, 0x00, 0x00);
ImageFilledRectangle($img, 0,0, 100,100, $black);
header('Content-Type: image/png');
ImagePNG($img);
?>
上記スクリプトは、headerを使って「このコンテンツはPNGによる画像ですよ」と宣言しています。 header関数はGDの一部ではなく、一般的なPHP関数です。
その後、GD関数のImagePNGを利用してコンテンツ本体を出力しています。 出力するための画像はImageCreateやImageFilledRectangleなどのGD関数によって生成/編集されています。
この「sample.php」をIMGタグのsrcアトリビュートに渡す事によって、真っ黒の画像が表示されます。 sample.phpは「.php」という拡張子がついていますが、HTML(HTTP)から見ると画像です。
<IMG src="sample.php">
GDライブラリは、このように画像をPHPスクリプトで描くためのライブラリです。