Google Mapsの上にアニメーションGIFを配置する
ここでは、Google MAPS APIとstyle sheetを組み合わせて、地図上に画像を配置する方法を紹介します。
サンプル
以下のサンプルはGoogle MAPS APIを使ったページのソースです。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style type="text/css">
html { height: 100% }
body { height: 100%; margin: 0px; padding: 0px }
#map { height: 100% }
</style>
<script src="http://maps.google.com/maps/api/js?v=3&sensor=false"
type="text/javascript" charset="UTF-8"></script>
<script type="text/javascript">
//<![CDATA[
var map;
// 初期化。bodyのonloadでinit()を指定することで呼び出してます
function init() {
// Google Mapで利用する初期設定用の変数
var latlng = new google.maps.LatLng(39, 138);
var opts = {
zoom: 6,
mapTypeId: google.maps.MapTypeId.ROADMAP,
center: latlng
};
// getElementById("map")の"map"は、body内の<div id="map">より
map = new google.maps.Map(document.getElementById("map"), opts);
}
//]]>
</script>
</head>
<body onload="init()">
<div id="map" style="width:400px; height:400px; z-index:0; position:absolute;"></div>
<img src="/web/google-maps-api/img/genshi-anim.gif"
style="z-index:1;position:absolute;left:150px;top:150px;" />
</body>
</html>
上記サンプルでは、Google maps上にGIF画像を貼り付けています。 上記サンプルのポイントはスタイルシートを使っている事です。
一つ目のポイントは、Google mapの方の「div id="map"」と「img」の両タグのスタイルに「position: absolute」が入っていることです。 「position: absolute」を使うと、親要素を基準とした絶対的な位置指定を行えます。 これを行うことにより、Google mapとGIF画像の位置を設定しています。
次のポイントは、「z-index」を指定していることです。 z-indexを使うと、重なりの順序を指定できます。 z-indexで指定した数値が大きいものほど、上位に表示されます。 上記サンプルでは、Google mapのz-indexを0にして、GIF画像を1にしているので、GIF画像の方が上に表示されています。 z-indexプロパティは、positionプロパティでstatic以外の値が指定されている要素に適用されます。 今回のサンプルでは「position: absolute」を使いましたが、relativeもしくはfixed使っても同様の事ができます。
上記サンプルのポイントは、Google mapと上に来る画像が独立していることです。 Markerを使っても同様の事は出来ますが、アニメーションGIFと一緒にGoogle mapをアニメーションさせたいときに、Markerだとちらついたり重かったりと結構不便です。 スタイルシートを使ってしまっえばこららの問題が解決します。 Google mapでアニメーションしながら、アニメーションGIFを貼り付ける方法は「Google Mapsアニメーション+アニメーションGIF」をご覧下さい。
今回のサンプルはアニメーションGIFを画像として使いましたが、PNGやJPEGなど、その他の画像ファイルでも同様の事が行えます。
表示例
表示例です。