初期化位置を指定する
(注意!)この記事は、旧APIであるGoogle Maps API version 2を解説したものです。version 2の利用は推奨されていないので、意図的に旧バージョンの情報を探していない場合は、新しいバージョンの解説をご覧下さい。
Google MAPS APIを使った単純な例では、setCenterというメソッドを使って初期化位置を指定していましたが、ここではsetCenterに関してもう少し詳しい説明をしたいと思います。 (Google Maps API version 1では、centerAndZoomというメソッドでしたが、version 2になってsetCenterに変わりました。)
setCenterを使ったサンプル
以下のサンプルはGoogle MAPS APIを使ったページのソースです。 強調してある部分が前述した例との違いです。
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN"
"http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">
<head>
<title>Google Maps JavaScript API Example - simple</title>
<script src="http://maps.google.com/maps?file=api&v=2&key=aaaaa"
type="text/javascript" charset="utf-8"></script>
</head>
<body>
<div id="map" style="width:450px; height:400px"></div>
<script type="text/javascript">
//<![CDATA[
if (GBrowserIsCompatible()) {
var map = new GMap2(document.getElementById("map"));
map.setCenter(new GLatLng(36.033333, 139.15), 11);
}
//]]>
</script>
</body>
</html>
setCenterの一つ目の引数は位置を表しています。 位置を表すには「new GLatLng(緯度, 経度)」を行います。 (本当は必ずしもnewをする必要はありまえせんがとりあえずはおまじないだと思ってください) 経度は東が+(プラス)、西が−(マイナス)の値になります。 緯度は北が+で南が−の値になります。 上記サンプルでは埼玉県を示しています。
緯度と経度の数値を取得するためのスクリプトを用意したので、もしよろしければご利用下さい。
setCenterの二つ目の引数はズーム度(縮尺/倍率)です。 数値が大きいほどズームアップされた詳細な地図になります。 数値が小さくなるとズームアウトされた概要地図になります。 (Google Maps API version 1では、値が小さいほどズームアウトされていましたが、version 2からは逆になりました。 これは、以後のバージョンアップでより詳細な地図を提供できるようにするための措置だと思われます。)
表示例
表示例です。