コメントスパム対策

ブログのコメント欄を書き込み可能にしていると、必ずと言っていいほどコメントスパムがやってきます。 コメントスパムの多くは外国からの書き込みです。 あの手この手で自サイトへのリンクを張ろうと試みたり、怪しげな宣伝文句を並べようとします。

海外からのコメントスパムは自動化されていることが多く、読者が少ない個人ブログであっても1日に数十〜数百来る場合もあります。 このような鬱陶しいコメントスパムに対応できるブログプロバイダを選ばないと、後で非常に後悔してしまいます。

コメントスパムを防ぐ方策は色々と検討されています。 以下に、いくつかを紹介したいと思います。

ログインが必要なもの

特定のサービスにログインした後でなければ書き込めないタイプのコメント欄です。 通常のコメントスパムであれば、ほぼ完全にシャットアウトできます。 ただ、匿名の書き込みが出来なくなり(正確には面倒になり)、コメントの数は減ると思われます。

CAPTCHA系

人間が見なければコメントを書き込めない方式です。 ロボットに対しては絶大な効果があります。 ただ、人間でもCAPTCHAに慣れておらず意味が理解できずに書き込めないという事象も発生します。

ASCII文字だけだと拒否

海外からのコメントスパムを防ぐ目的で考案されたものです。 ascii文字列(英数字)のみの書き込みは自動的に拒否されます。

これが考案された当初は多少の効果がありましたが、現状では自動書き込みロボットもascii以外の文字を入れるようになっており、ほぼ無効化されています。

管理者の承認がなければ表示されないもの

管理者が承認しなければコメントが反映されません。 望まないコメントは全て排除できますが、管理が面倒であるのと、コメントのリアルタイム性がなくなるという欠点があります。

JavaScript系

JavaScriptで自動的に何らかの仮想的な入力を作り出して、通常の人間が使っているブラウザとロボットを分けようとする方式です。

JavaScriptを無効化しているユーザはコメントを書き込めない、JavaScriptが使えないブラウザでは使えない、JavaScriptに対応したロボットには弱いなどの欠点があります。

偽フォーム系

偽の入力フォームをコメント欄に忍び込ませて、間違った入力をするロボットを引っ掛ける方式です。

どの方式を使うか

ここで紹介していない方式を含め、コメントスパムを防ぐ方法は色々あります。 しかし、運営するブログが個人の者であったり、是が非でも狙ってくるような相手がいないのであれば、驚くほどいい加減な対策でもそれなりの効果があります。

状況に応じて使い分けてみてください。

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