ブログは名刺になり得る
ブログは名刺、もしくはそれ以上の効果を持った「自分を示すもの」になり得ます。 相手が自分のブログの読者である場合、名刺を渡さずに名乗るだけで自己紹介以上の情報伝達を実現する事も可能です。
名刺そのものの機能としてブログは多少ハードルが高いかも知れませんが、名刺を補間するものとしてのブログは一般的になりつつあります。 大企業の方の名刺ではまだ見たことがありませんが、ベンチャー企業や個人で活動するフリーランスの方々の名刺にはブログURLが書かれている事例が増えてきました。 テレビCMで「続きはウェブで」というのが良く見られるようになりましたが、これはその名刺版と言えるのではないでしょうか。
ブログで示せるもの
ブログによって示せるものは何でしょうか? 例えば、以下のようなものが示せると思われます。 なお、匿名/実名などによって色々変わってくるとも思えるので、ご注意下さい。
- 考え方
- 知識
- 技術
- 技能
- ソーシャルネットワーク(人脈)
- 趣味
従来、これらの要素はある程度の期間付き合って初めておぼろげに見えてくるものでした。 ブログによってこれらの要素をあらかじめ仮想的に知ることができるようになれば、親近感を持ってもらえるまでの期間が短縮できる場合があります。
履歴書変わりにもなる
ブログは、履歴書を補間するものとしても利用可能です。 長年続けてきたブログがあるのであれば、それを見れば、その人が出来る事が書いてあるかも知れません。 また、考え方も多少見えてきます。
数時間の面接よりも、数ヶ月/数年間の蓄積としてのブログの方が雄弁に語ります。
数年後には、履歴書に「ブログ」という欄が当たり前のように付加されている時代が来るのかも知れません。
注意すべきこと
ブログに書いた内容が、その人のイメージを形成することはプラスに働く場合もあれば、マイナスに働く場合もあります。
当初はブログを名刺として使うつもりが無く、自由に書いていたら読者が増えて行き、途中から自分を形容するものとして利用したくなるということもあり得ます。 その時に、過去の内容が「これはひどい」と言われるような物を含む場合、自分にとってマイナスに働く場合もあり得るので注意しましょう。
当初想定していない方向に突き進む事があり得るのが人生です。