favicon.icoとは?
アクセスログやエラーログを見ていると、存在していない「favicon.ico」というファイルに対するアクセスをちらほら目にすると思います。 このfavicon.icoは「お気に入り」や「ブックマーク」に登録されるアイコンです。 このファイルへのアクセスは、ユーザが「お気に入り」にあなたのWEBページを登録しようとしたときに発生します。 (ただし、ブラウザによっては何もしなくてもとりに行きます。) ここでは、favicon.icoについて説明を行いたいと思います。
favicon.icoとは?
ブラウザの「お気に入り」や「ブックマーク」のタブに絵がついているものがありますが、favicon.icoというのがブラウザが挿絵として取得していくものです。 (もう少し正確に言うと、ブラウザが取得していく挿絵のデフォルトのファイル名です。) 自分のホームページで独自のfavicon.icoを作成すると、お気に入りリストの中でアイコンが無いものよりも目立つことが出来ます。 作成したfavicon.icoは、favicon.icoというファイル名でトップページのディレクトリ(フォルダ)に置けば大丈夫です。 ただし、ブラウザによってはお気に入り登録をしたくなったディレクトリを探しに行きます。
favicon.icoの作り方
favicon.icoはWindowsのアイコンです。 favicon.icoを作るには、アイコン作成ツールが必要です。 アイコン作成ツールはVectorなどを見ると色々あります。
Windowsのプログラミング環境であるVisual Studioを持っている人であれば、Visual Studioから「ファイル ⇒ 新規作成 ⇒ アイコンファイル(ico)」を選択してアイコンを作成できます。 アイコンは15x15のサイズで作成して下さい。
Windows環境ではなく、Linux環境でアイコンを作成したい人はGIMPを使ってもfavicon.icoを作成できます。 (もちろん、Windows環境でGIMPを使って作成したいという人はそれでもOKです)
favicon.ico以外のファイルを取得させる
ユーザが取得するお気に入り用アイコンファイル名を指定することも出来ます。 <HEAD></HEAD>内に以下のように書くだけです。
<LINK rel="shortcut icon" href="アイコンファイルへのURL">
注意点
favicon.icoが要求された回数がお気に入り登録された回数だと考えたいものですが、実はそのようには計算できません。 これは、ブラウザによってはお気に入り登録をしなくても自動的にfavicon.icoを取得してしまうためです。 どうしてもお気に入り登録された回数の目安を知りたい場合には、favicon.icoを自動取得するブラウザとしないブラウザを調べて、アクセスログのuser-agent値を参考にしながらfavicon.icoが要求された回数を解析すると良いでしょう。