インターフェースのMACアドレスを取得する

ネットワークプログラミングを行っていると、自分のネットワークインターフェース(NIC)に設定されているMACアドレスを知りたくなる事があると思います。 ここでは、Linuxでインターフェースに設定されているマックアドレスを取得する方法を説明したいと思います。

単純なMACアドレス取得プログラム

Linuxでの簡単なMACアドレス取得プログラムのサンプルを以下に示します。


#include <stdio.h>

#include <string.h> /* for strncpy */

#include <sys/types.h>
#include <sys/socket.h>
#include <sys/ioctl.h>
#include <netinet/in.h>
#include <net/if.h>

int
main()
{
 int fd;
 struct ifreq ifr;

 fd = socket(AF_INET, SOCK_DGRAM, 0);

 ifr.ifr_addr.sa_family = AF_INET;
 strncpy(ifr.ifr_name, "eth0", IFNAMSIZ-1);

 ioctl(fd, SIOCGIFHWADDR, &ifr);

 close(fd);

 /* 結果を表示 */
 printf("%.2x:%.2x:%.2x:%.2x:%.2x:%.2x\n",
         (unsigned char)ifr.ifr_hwaddr.sa_data[0],
         (unsigned char)ifr.ifr_hwaddr.sa_data[1],
         (unsigned char)ifr.ifr_hwaddr.sa_data[2],
         (unsigned char)ifr.ifr_hwaddr.sa_data[3],
         (unsigned char)ifr.ifr_hwaddr.sa_data[4],
         (unsigned char)ifr.ifr_hwaddr.sa_data[5]);

 return 0;
}

Linuxでは、MACアドレス情報を取得するためにioctlを利用します。 ioctlを使用するにはソケットを開く必要があります。 IPアドレスやネットマスクを取得するために既にソケットを作成してあれば、それを使うことも可能です。 また、普通に通信を行うために作成したソケットも利用できます。 作るソケットはAF_INETであればTCP(SOCK_STREAM)でもUDP(SOCK_DGRAM)でもかまいません。 このサンプルではUDPのソケットを利用しています。

MACアドレスを取得するために開いたソケットは、アドレス情報の取得とともにcloseしてしまっても大丈夫です。 もちろん、ソケットをそのまま使い続ける事も可能です。

IPv6基礎検定

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