C言語入門:プログラミングとは?
プログラムを自分で書いてみて必要になって調べると、コンピュータやネットワークの事を深く知る事ができると思います。 そのため、ここでは、「プログラミングを始めてみましょう」というお誘いをしたいと思います。
何故プログラミングをするか
私は、プログラミングをすることを本職としない場合でも、プログラムを書いたことがあるという経験は重要だと思っています。 プログラミングをしたことがあると、色々なソフトウェアがどうやって動いているか想像がつきやすくなります。 例えば、システム開発を外注する場合でも自分で一度でもプログラムを書いたことがあると、打ち合わせなどもしやすくなると思います。
それ以外にも、ちょっとした計算などはPerlなどの簡単なスクリプト言語で前処理をしてから他のソフトウェアでグラフを作ったり、Excelのちょっとした処理をVBで書いたりできると便利です。
プログラミングとは何か?
実際にプログラミング方法に関して説明する前に、プログラムを書くというのがどういうことかという事を自体を説明したいと思います。
プログラミングの目的はソフトウェアを作成することです。 コンピュータを動作させるとき必ず必要なのがソフトウェアです。 ソフトウェアとは、コンピュータなどのハードウェアに対して行うことを記述したものです。 ハードウェアは、ソフトウェアが命令するままに動作します。
ソフトウェアを作るということが目的だとわかったところで、次に問題になるのはどうやってソフトウェアを作成するかです。 昔は機械が理解する機械語を直接書いていました。 しかし、機械語は非常に単純な命令しか実行できないことが多く、全て機械語でソフトウェアを作成しようと思うと非常に大きな労力がかかってしまいます。 そこで、現在は機械語を直接記述するのではなく、人間がわかりやすいように作成されたプログラミング言語を利用してソフトウェアを作成します。
プログラミング言語で書かれた文章は機械語とは異なるため、そのままでは機械に命令を実行させることができません。 そこで、プログラミング言語で書かれた文章を機械語に変換しなければなりません。 このような変換作業をコンパイルと呼びます。 コンパイルは、人間の言葉から機械の言葉への翻訳のようなものです。
コンパイルを行うためには、コンパイルを行うソフトウェアが必要になります。 コンパイルを行うためのソフトウェアをコンパイラと呼びます。 コンパイルの方法は、利用する言語やコンパイラによって違ってきます。
ここでは、「C言語」というプログラミング言語と「gcc」というコンパイラを利用したプログラミングの方法を説明したいと思います。 C言語は、現在ある技術の基礎となっているプログラミング言語です。 C言語を理解していれば他のプログラミング言語を習得することも容易になると思います。 そのため、ここではC言語を紹介したいと思います。 gccというのは、C言語で書かれたプログラムをコンパイルするためのコンパイラです。 gccはフリーソフトなので、誰でも無料で入手して利用できます。
おまけ