C言語入門:文字列

C言語では、複数の変数を配列としてまとめることができます。 変数の種類が文字である場合、その配列を文字列として扱う事ができます。 ここでは、文字列を使った簡単なサンプルを説明したいと思います。 最初のうちはわかりにくいと思いますが、これは慣れていくしかないので、頑張ってみましょう。 日本語は多少難しくなってくるので、ここではアルファベット(ASCIIのうちのアルファベット部分)だけを扱います。

サンプル1

以下のサンプルは文字列を使った例です。 前述した配列のサンプルでは、int型を使っていましたが、文字列ではchar型を利用します。 また、文字列は「ここが最後ですよ」と明示的に終端してあげる必要があります。 終端は「\0」で行います。


#include <stdio.h>

int
main()
{
 char a[4];

 a[0] = 'a';
 a[1] = 'b';
 a[2] = 'c';
 a[3] = '\0';

 printf("%s\n", a);

 return 0;
}

上記例を実行すると「abc」という文字列が表示されます。 今までは、printfで%dを使っていましたが、文字列を扱う場合には%sを使います。

サンプル2

今度は、for文と組み合わせてみます。


#include <stdio.h>

main()
{
 int i;
 char a[8];

 for (i=0; i<7; i++) {
   a[i] = 'a';
 }

 a[7] = '\0';

 printf("%s\n", a);

 return 0;
}

サンプル3

今度は、%dと%s両方をprintfで使ってみます。


#include <stdio.h>

main()
{
 char a[4];

 a[0] = 'A';
 a[1] = 'B';
 a[2] = 'C';
 a[3] = '\0';

 printf("%d --- %s\n", 100, a);

 return 0;
}

最後に

とりあえず簡単に文字列の簡単な使い方を示してみました。


次:文字列の長さを知る(strlen)

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