C言語入門:for文 利用例 九九の計算

これまでfor文の使い方の説明をしてきましたが、何となく使い方のサンプルだけで意味のある使い方はしていませんでした。 そこで、今度は少し(ほんの少しですが)for文を使って意味のあるプログラムを書いてみたいと思います。 このページのサンプルは、なんと、九九の計算をして表示します。 (それだけかよ!と思ったあなたはするどいです)

ここでは、サンプルコードの結果は書いていません。 実際に手元にサンプルコードをコピー ⇒ コンパイル ⇒ 実行してみてください。

九九のサンプル

九九は1〜9の数値と1〜9の数値の掛け算の組み合わせです。 全部で81通りになります。 さて、これをC言語で書くと以下のようになります。


#include <stdio.h>

int
main()
{
 int a;
 int b;

 for (a = 1; a <= 9; a++) {
   for (b = 1; b <= 9; b++) {
     printf("%d x %d = %d\n", a, b, a*b);
   }
 }
}

このサンプルのポイントは、for文で増加させていっているaという変数とbという変数を掛け合わせていることです。 a は1〜9まで増加していき、bも1〜9まで増加していきます。 このサンプルではaとbの値を表示しつつ、aとbを掛け算した値も表示しています。

aを使ったfor文の中にbを使ったfor文があります。 ということは、aのfor文が1回繰り返される中にbのfor文が入っているということになります。 そのため、aの値が1の間に、bは1〜9までの値を取りながら9回for文を回ります。 最終的にはaのfor文が9回まわってプログラムは終了します。 aのfor文1回ごとにbのfor文は9回まわるので、9×9回printfが実行されて81個の九九計算が出力されます。

最後に

ここでは、for文を使った例として九九の計算を示しました。 こんなの簡単だ!と思っていただければ幸いです。


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