ipconfig
ここでは、Windows2000/XP(ウィンドウズ2000/XP)を使ってネットワークの構築やトラブルシューティングを行う上で最低限知っておきたいコマンドのひとつであるipconfigを紹介します。 ipconfigは、設定情報の確認と一部情報の再設定ができます。
設定情報を知る
まず、一番簡単な使い方として設定情報を知るという使い方があります。 ipconfigを使って様々な情報を取得できますが、とりあえず一番使うのはIPアドレスとそれに付随する情報だと思います。 単純にネットワークインターフェースに設定されている情報を見るには、コマンドプロンプトで「ipconfig」と打ち込むだけです。 実行例を図1に示します。
C:\> ipconfig
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ipconfigコマンドは、図1のように基本的なネットワークインターフェースに接続されたIP情報を表示します。 図1の例では、802.11bのWirelessは物理的に接続されていないと表示されています。
ipconfigを使ってさらに詳しい情報を知りたい場合には、「ipconfig /all」を実行します。 図1のような情報の他に、MACアドレス、DHCPでのlease time、DNS、DHCPサーバ、その他、などのより詳しい情報が表示されます。 また、ipconfig自体の使い方の簡単なヘルプは「ipconfig /?」で表示されます。 さらに、正しい使い方ではありませんが、「ipconfig /hogehoge」など、なさそうなオプション名を渡してもヘルプは表示されます。 (ただ、この機能のおかげで「ipconfig /help」と実行してもちゃんとヘルプは表示されます)
DHCPクライアントコマンドとして使う
私はipconfigという名前とこの使い方が厳密にはあっていなくて非常に嫌いなのですが、ipconfigコマンドはDHCPクライアントコマンドとしても利用できます。 というより、その用途が最も多いと思います。 使い方は非常に簡単で、「ipconfig /renew」や「ipconfig /release」を実行するだけです。 「ipconfig /renew」は新しくIPアドレスを取得しなおし、「ipconfig /release」は、DHCPによって現在割り当てられているIPアドレスを開放します。 (DHCPに関する説明はこちらをご覧下さい。)
ipconfigのようなコマンドを作ってみる
最初からipconfigのようなコマンドを作ってみたい(プログラミングしたい、コードを書きたい)と思う人はあまりいなさそうですが、もし、そのような奇特(or 素晴らしい)な方はこちらをご覧下さい。