WCIT-12 総務省インタビュー(7)
Q: 2014年のITU全権委員会議以外に国連が関係する動きはありますか?
2015年のWSISフォローアップ会合があります。これに関連して、先週12月21日に、国連総会で採択されたresolutionがあります。
この中にインターネット・ガバナンスのenhanced cooperationに関する段落が複数含まれています。 (UN General Assembly - Second Committee - Economic and Financial - List of draft proposals のA/C.2/67/L.61 PDF )
特に、インターネット・ガバナンスのenhanced cooperationの進捗状況について検討する作業部会が国連の枠組みの中に設置されるという点が重要です。 この部会の構成はマルチステークホルダーを前提としていて、政府以外の関係者と政府からのメンバー数のバランスに配慮することが求められています。
この作業部会は2014年までにレポートをまとめ、2015年に開催されるWSISフォローアップ会合の準備過程に入力する予定です。
Q: 2014年と2015年の2年連続で山場が来るということですか?
来年議論がスタートしますが、山場という意味では2014年と2015年に、それぞれありますね。
Q: そういう話って、実際の会議が開催されている横で騒いでも遅いんですよね?
その通りです。 ですから、年が明けからすぐ、インターネットやenhanced cooperationに関して議論がはじまることに備えていきます。
Q: これからは、様々な場所で議論が続くことが予想されますか?
はい、来年から、PP-14に向けたITUでの議論と、2015年のWSISフォローアップ会合に向けた国連での議論が同時並行で走ります。 さらに、10月には韓国で第3回の「国際サイバー会議」が開催されますが、ここでも同様の議論が行われると思います。
Q: ありがとうございました。
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