無線LANアクセスポイント乱立状況への挑戦 - Interop Tokyo 2013
ふと見たら、Interop Tokyo 2013ブログが開始していました。 いつも理解するのに苦労するInterop Tokyo ShowNetですが、こういった感じで事前に情報が出て来ると、予習ができるので大変ありがたいです。
同ブログの最初の記事として、無線LANアクセスポイント乱立問題に対して技術的な解決に挑戦することを目指すという記事が投稿されていました。
昨年開催されたInterop Tokyo 2012で無線LAN環境を提供しようとした試みが惨敗であったことを認めつつ、今年も挑戦するという内容です。
惨敗の理由として、持ち込まれる無線LANアクセスポイント等の多さがあげられていました。 たとえば、2.4GHz帯の802.11b/gでの1チャンネルは3日間で760以上のアクセスポイントが観測されるような状況で、「ほぼ全滅の阿鼻叫喚状態」だったとあります。
無線LAN以外にも電波干渉を引き起こすデバイスがあったようです。 Interop Tokyo 2013ブログに、以下のようにあります。
しかも無線 LAN 以外にも、様々な電波干渉を引き起こすデバイスが、幕張メッセの展示ホール内部では使われていることが観測されました。コードレス電話やワイヤレス監視カメラといったものです。特にコードレス電話はその電波強度が強く、無線 LAN のスループットを 100% 近く低下させることが観測されました。
同ブログでは、次のように、2012年の惨敗を紹介しつつ、2013年は「無線LANをきちんと交通整理する」という目標が掲載されています。
つまり、近未来のネットワークにおいては、
無線 LAN をきちんと交通整理する
という技術が切望されると考えています。無線 LAN を使いたい場所ではちゃんと使える、つまり電波の指向性を制御するビームフォーミングといった技術や、電波遮断のための技術といったものが、近い将来必ず求められるはずと考えます。そこで、Interop 2013 の ShowNet では、幕張メッセ展示ホール内部の無線 LAN 交通整理に挑みます !!! それもルールで縛るのではなく、あくまでも技術的な手法による解決を試みます。
指向性を制御するビームフォーミングや電波遮断という対策例が書かれていますが、幕張メッセでどういった試みが公開されるのか、非常に楽しみです。
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