イケダハヤト氏批判の構造
通称「ござ先輩」こと、gothedistance氏が怒りをぶちまけています。 ござ先輩は、数ヶ月おきぐらいにドカンと想いを爆発させた文章をブログで書くことがあるお方なので、今回の記事も平常運転なイメージはあります。
イケダハヤト氏の文章はワイドショーとしては面白いんだけど、ドキュメンタリーとして語るべき内容に素人童 貞が手を出すから現場で頑張ってる人にすごく反感を買っています。 もちろんブログの記事を読んで何かを行動して思わぬ結果が出たことはイケダハヤト氏の責任じゃないけれど、トイレでう●こして流さないまま出て行きやがってみたいな怒りがあるようです。 なんにせよ、フリーランスの記事については頭に来て感涙したという報告を受けております。
ござ先輩による記事には、恐らく以下のネットプロレスが背景としてあるものと推測しています。 直接関係があるというよりは、サブカル的なネット上での話題の流れという側面でしょうが。 以下、時系列順にネットプロレスを並べてみました。
- やまもといちろう氏:イケダハヤト師型炎上をどう表現するべきか?
- イケダハヤト氏:「人を笑い者にする」天才、やまもといちろう氏
- やまもといちろう氏:イケダハヤト師は笑い者になる才能がある
- イケダハヤト氏:隊長が人を笑い者にする、その理由が知りたいのです
- やまもといちろう氏:理由を教えるために、イケダハヤト師とイベントをやろう(提案)
- イケダハヤト氏:隊長、イベントやりましょう。ただし条件があります
- やまもといちろう氏:イケダハヤト師の「注文」というのがピンとこない
やまもといちろう氏はイケダハヤト氏に対して怒っているというよりも、いつものようにネットウォッチをしているという話なのだろうと推測していますが、「イケダハヤト師型炎上をどう表現するべきか?」では、以下のように解説されています。
だが、個人的に思うのは、イケダハヤト師は単にモノの言い方が腹立つだけであって、その本質は「だって俺はこう感じたんだもーん」というピュアで正直なイケてない個人による感情の吐露である。そのときそう思った、こういう話を聞いて感心した、面白かったので引用した、そういう日々の等身大イケダハヤト師の言葉が呪詛のように連ねられているだけであって、それを読むというトラップに引っかかった個人が勝手に怒ってしまったとしても、それはイケダハヤト師からするとどうでもいいのである。
怒りの構造
で、こういったネット読者によるイケダハヤト氏批判の構造は、「影響力がありそうだ」と批判者が観測しているという話だろうなと私は推測しています。 イケダハヤト氏の文章が嫌だというよりは、イケダハヤト氏の文章に共感する人が多く登場するのが嫌だという感じです。
どういうことかというと、批判者にとってイケダハヤト氏はハーメルンの笛吹きのように映っているのだろうと思います。 町の人がネズミ退治を依頼して笛吹きが実行したけど、町の人が約束を破ってお金を払わなかったとに対する報復として町の子供を連れ去ったことを考えると、ハーメルンの笛吹きというアナロジーはあまり正しくはないと思いますが、まあそんな感じで。
そもそも私がイケダハヤト氏を知ったのはネットウォッチからではありません。 知人から「クライアントがイケダハヤト氏の講演を聞いてから意味不明なリクエストをしてくるようになって困っている」というような話を聞いたのが最初でした。 そのときは、「え?誰それ?そんな人いるんだぁ」という感じでしたが、その後、何度か別々の場所で似たような話を聞いているうちに、Twitter上での各種ネットバトルがタイムラインに流れてくるようになりました。 バトルをしているのは、だいたい各種業界のプロっぽい方々で「あなたの言っている○○の部分は間違っている」というような指摘をしているというような感じでした。 各種バトルは、togetterあたりを漁って頂くと発見可能だと思います。
そんな感じで、私が観測している限りは、イケダハヤト氏は何らかの形で影響力があるというのは事実だろうと考えています。 影響力がなければ、誰も読まずに批判もしないのかも知れないのですが、影響力があるので人々が批判するという、いわゆるマスコミ批判に似た構造っぽいような気がしています。
個人的に謎な部分
個人的に良くわかってないのが、どうしてイケダハヤト氏が影響力を持っているのかという部分です。 実は、どのような段階を踏んでメディアに登場するようになったのかというような部分とかを観測しておらず、ネットバトルばかりを観測しているので、私にとっては、そこら辺が凄く謎なのです。
以上、ネットヲチ記事でした
ということで、特にオチもなくて大変恐縮ですが、ネットヲチ駄文でした。 「お前まで釣られてんじゃねーよ」とか言われそうな気もしますが、、、
追記
イケダハヤト氏が、ござ先輩の記事に対して以下のように反応されていました。
"お、こんな論評が。ぼくの文章は一部、社会への復讐のつもりで書いておりますので、多分そのせいかと。"
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