'アイルランド版SOPA'が署名される
権利者がISPに対して著作権侵害コンテンツの差し止めを要求した訴えを裁判所で起こすことが可能となる法案がアイルランドで署名されて成立したようです。
- TheJournal.ie: Sherlock confirms that ‘Irish SOPA’ has been signed into law
- TechDirt: Ireland Signs Controversial 'Irish SOPA' Into Law; Kicks Off New Censorship Regime
- TorrentFreak: ‘SOPA Ireland’ Signed Into Law
TheJornal.ieに記載されている今回の規制の原文を見ると、アメリカのSOPAのようにDNSを使うなどの手法が明記されているわけではなく、裁判所が差し止め命令を出せるようになるという表現されています。
実際の手法は今後検討されたり、状況に応じて使い分けられるのでしょうが、著作権侵害行為を実際に行っている場所が国外であった場合などに、通信を仲介している立場であるISPに対して差し止めを請求できるという意味で「アイルランド版SOPA」という俗称で呼ばれているようです。
アイルランド以外でも同様の方向性の法案審議は行われているようなので、今後はこのような法案に関するニュースが増えそうです。
最近のエントリ
- 「ピアリング戦記」の英訳版EPUBを無料配布します!
- IPv4アドレス移転の売買価格推移および移転組織ランキング100
- 例示用IPv6アドレス 3fff::/20 が新たに追加
- ShowNet 2024のL2L3
- ShowNet 2024 ローカル5G
- ShowNetのローカル5G企画(2022年、2023年)
過去記事