違法ダウンロード刑事罰化でトラフィックが減ってる
先日、「違法ダウンロード刑事罰化と日本のインターネットトラフィック」という記事を書きましたが、その後のトラフィック推移を見る限り、やっぱり日本国内のインターネットトラフィックは目に見えて減っているように思えます。
NTTぷららのトラフィック情報
たとえば、NTTぷららが公開しているトラフィックモニターを見ても、10月1日月曜日以降のトラフィックが明らかに減っているのがわかります。
NTTぷららトラフィックモニターは都道府県別に表示されているのですが、どの県を見ても同様の傾向があるので、局所的な傾向というよりも、全国的な傾向であるように思えます。
インターネットマルチフィードのトラフィック情報
日本国内の大手IXの一つであるインターネットマルチフィードが公開するJPNAP東京I、JPNAP東京II、JPNAP大阪のトラフィックを見ても、10月1日以降に一目瞭然な減り方をしているのがわかります。
1週間前のトラフィックが薄紫色の線で、2週間前のトラフィックが黒い線で、それぞれ表現されていますが、1週間前と2週間前が同じようなトラフィックであったのと比べて本日のトラフィックが明らかに少ないのがわかります。 10月1日の2週間前が祝日であったため、10月1日時点で表示されていたグラフでは黒い線と薄紫色の線が異なる形状だったのですが、今日は1週間前と2週間前で同じような形状なのでわかりやすいと思います。
このグラフを見て「ちょっとしか減ってないよね?」という感想もあるかも知れませんが、JPNAP東京Iの縦軸は1目盛り20Gbpsで、30Gbpsぐらい減ってそうな時間帯もあるので、個人的には結構大きく減っているという感想です。
一時的な傾向かどうか?
MegaUpload強制閉鎖のときには、1週間ちょっとでトラフィックが元に戻って行ったと言われています。 一方、2010年1月1日のダウンロード違法化(罰則規定なし)のときの減少は時間が経っても継続していました。
今回は、いつものように「事件が発生しても時間が経過すれば戻って行く」という傾向を見せるのか、それとも「減った状態が継続される」のか、それとも「今後さらにトラフィックが減って行く」という傾向を見せるのか?
どうなるんですかね。
追記
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