ベラルーシによる「インターネットの国境」
ベラルーシで「インターネットの国境」を作るような法律が施行されるようです。 その法律では、.byのccTLD(country code Top Level Domain)以外のドメイン名を利用して同国市民に対して物品やサービスを販売してはならないとのことです(BBC News記事参照)。
インターネット接続性を提供していて(自宅、インターネットカフェなど)、そこから海外サイトを誰がどのように閲覧したのかの記録を取って報告されていなければ、罰金が課されるともあります。 さらに、「過激主義的なサイト」や「ポルノサイト」を閲覧しても罰金が課されます。
米国議会図書館の記事では、国外でのメールサービスも禁止と書かれています。 全ての通信内容を国内で閉じた上で、海外への通信の記録を全て義務化するというもののようです。 .byドメインに限定するというのは、そのドメイン登録者や運用者の確認を徹底するためだと思われます。
各記事は、ベラルーシ国内からAmazonで買い物をすると違法行為になってしまうと解説しています。 そのうえで、ベラルーシから訴えられないためにAmazonのような企業がベラルーシからの通信を受付なくなるだろうと予想しています(売り上げにおける比率が低いのに法的トラブルに巻き込まれる可能性が高いため)。
The Registerの記事によると、罰金は「一般市民の月給の半分ぐらい」だそうです。
- BBC News: Belarus puts restrictions on foreign internet sites
- The Register: Iron digi-curtain: Belarus nationalises internet - Massive fines to control foreign access
- Library of Congress - Belarus: Browsing Foreign Websites a Misdemeanor
何か、最近、こういうニュースが多いですね。。。
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