インターネットトラフィックで見るMegaUpload閉鎖
Arbor NetworksがMegaUpload閉鎖時のインターネットトラフィックデータを公開しています。
以下が、Arbor Networksによって公開されたグラフです。 Arbor Networksのブログでは、MegaUploadも新しい"Hyper Giants"であったとしています。
このグラフはオランダにあるLEASEWEB(AS16265)と、アメリカ及びカナダにあるCARPATHIA(AS35974とAS29748)と関連するトラフィックを集計したものとあります。 閉鎖が行われたのは、GMT 1月19日19時頃だろうとされています。
メモリの部分が多少見難いのですが、EUでのトラフィックはザックリと見て1.5E+11から1.2E+11ぐらいまで一気に落ちているので、0.3 x 100 000 000 000で30Gbps分ぐらいの下落でしょうか。 USとある部分は20Gbpsぐらいのようです。 EUでのトラフィック落ち込みの方が大きいのは、時間帯が関係してそうです。 閉鎖が実行された時間が恐らくGMT 19時とあるので、アメリカ時間では午前中です。
このグラフを見る限り、アジア太平洋地域でのユーザはゼロになっていますが、流石にここまで少ないとは思えないので、もしかしたらアジア太平洋地域のユーザは別ASにあるミラーを参照していてこのグラフには反映されていないのかもとも思いました(本当に少なかった可能性もありますが)。
MegaUploadを最も利用していた国を上位から並べると、アメリカ、フランス、ドイツ、ブラジル、イギリス、トルコ、イタリア、スペインだったそうです。
南アメリカのトラフィックに関して
同ブログでは「南アメリカ地域のトラフィックがドラマチックに減少した」と画像を紹介していますが、コメント欄で「パケットロスが35%あるのはおかしい」という指摘や、「南アメリカ地域のトラフィック減はウルグアイのANTELでの障害が原因では?(参考)」といった趣旨の指摘がされていました。
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