クラウドとソーシャルゲームについて (Re: ソーシャルゲームがパチンコよりも優れている理由)
日本を代表するハクティビスト的存在(注:犯罪関連という意味ではなく昔から使われている意味でのHacktivismです)であるかも知れないと個人的に思っているHamachiya2さんが「ソーシャルゲームがパチンコよりも優れている理由」という記事を書いています。
パチンコのお金の流れがどうなっているのかを私は知らないのでパチンコと比べるという話ではありませんが、ソーシャルゲームに関して言えば、現在のソーシャルゲームブームはホスティング事業者やデータセンター事業者やISPの売り上げにも繋がっています。
クラウドへの取り組みに関して発表するホスティング事業者等の話を聞いていると、その多くに「最近非常に多いお客様はソーシャルゲーム系です」という内容が登場します。
ソーシャルゲーム事業者がなぜ従来通りのホスティングを使わずにクラウドを使うかというと、ソーシャルゲーム系のサービスは急激なトラフィック増などが多かったり、開始直後にいきなりユーザが殺到することがあり得るからのようです。 ただ、やってみないとどれぐらいのトラフィックが発生するのかもわからないので、最初から最高品質のサーバ設備を物理的に整えるような旧来方式よりも、その都度最適なサイジングが可能なクラウド的なサービスが好まれるようです。
あと、ソーシャルゲームを作成するためのノウハウが既にあるホスティング事業者やデータセンター事業者と相談しながら作成することを可能としたビジネスもあります。
ということで、実はソーシャルゲーム系の事業者が和製クラウドや海外クラウドを盛り上げている側面もある気がしています。 だからどうだというわけではありませんが、クラウドについての取材等に行くと、ほぼ必ずといっていいほど「ソーシャルアプリ」とか「ソーシャルゲーム」という単語を聞くなぁと思うことが多い今日この頃です。
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