出版不況に漫画は入ってないのでは???
現在、今週末に予定している漫画勉強会の打ち合わせという名目の飲み会中です。
そこで、今、話題として盛り上がっているのが、 「売れ筋「1Q84」のみ、出版不況は深刻化:読売新聞」で以下のようにミリオンセラーが出てないという話になっているのですが、これって漫画は含まれていませんよね?と。
書籍と雑誌を合わせた推定販売額は前年比4・1%減の1兆9356億円。書籍は村上春樹著『1Q84』のヒットはあったものの、ミリオンセラーは2点にとどまり、推定販売額は同4・4%減の8492億円、部数も同4・5%減の約7億1781万冊にとどまった。
この記事は私も読んで「へぇ。やっぱり出版不況なんだ」と思ったのですが、言われてみれば漫画は入ってないですね。
ワンピースは?「asahi.com:ワンピース第56巻、初版最高の285万部」
NARUTOとハンターハンターもミリオン超えてたような。。。という話になってます。
出版不況データに漫画って入ってるのでしょうか? 入ってないのであれば、何故入ってないのでしょうか? 不思議だなぁと思いながら、泡盛飲んでます。(間違い。追記参照。)
追記:書籍としてコミックが入っていないだけであり、コミックも市場は縮小しています。
追記
酒を飲みながらの会話とはいえ、帰宅する電車の中で、コミックも市場が縮小してたよなぁ。。。と漠然と思いながら色々考えてみたのですが、やっぱり何か納得いかなかったので、帰宅後調べてみました。
困った時の総務省報告書ということで、Googleで「site:soumu.go.jp コミック 市場の動向」という単語で検索したところ、以下の資料を発見しました。
「メディア・ソフトの制作及び流通の実態に関する調査研究 平成21年3月 総務省 情報通信政策研究所 (PDF)」
p.138
《コミック市場の動向》
一次流通市場の動向
・ コミックの一次流通の市場規模は、コミック誌の販売額とコミック誌への雑誌広 告費から算出される。コミック誌は、新聞や書籍と同様、販売の低迷が続いてお り、2006年のコミックの一次流通市場の3,169億円は2005年の3,339億円と比 べ、5.1%減となっている。
・ コミックの流通量は5,314億頁(B5判換算)となり、2005年の5,665億頁(B5 判換算)と比べ6.2%減となっている。
・ 2007年1月には無料の週刊コミック誌「コミック・ガンボ」が創刊され注目され た。広告収入や単行本販売等を収益とするモデルであったが、同年12月には休刊 となった。
p.143
恐らく、新聞記事でコミックが「書籍」に入らないのは、コミックが目立ち過ぎてしまうためなんですね。。。 書籍ではなく、雑誌に分類されているのが原因のようです。
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