経験を共有したい
最近、取材に行くためのアポを取ったり、取材に行ったり、取材記事を書いたり、えxぺ勉強会の講師依頼をするためのお願いミーティングに行ったり、会場提供をお願いするためのミーティングに行ったり、実際にイベントを運営したりという事をやるようになりました。
でも、そういう経験って今のところは自分の中だけに溜め込んでいて、次世代に繋げるように経験の共有が全然できていません。 大学の研究室やサークルや、中学高校の部活などであれば先輩が後輩に情報を伝えて行くという流れがあるのですが、フリーのブロガーだと、そのような事はできません。
ブロガーが単身企業に取材ってあまり無い
アメリカでは結構事例が多い気がするのですが、日本ではブロガーが企業に単身取材に行くという事例はあまり無い気がします。 企業側が「場」を設定してブロガーを招くというのは、非常に増えましたが、ブロガー側の興味を中心として企業や組織からアポを頂いて取材に行くのって恐ろしく少ないのではないでしょうか?
私が取材に行くと「ブログで取材って初めてですよ」と良く言われます。 「え?ブログですか?日記は私も書いてますよ」もセットというのが多いですね(笑)。
こういう状況なので、ブログに書くために人に話を聴きに行くという機会ってあまり無いような気がしています。 今まで、色々経験したり思った事をブログ上で文章として公開してきましたが、やはり文章では伝わらない事が多く、「現場」で得られる経験を他のブロガーな方々と共有したいと思うようになりました。
最初は一緒に行って座ってるだけでも良いと考えています。 場の雰囲気を感じたり、何かを自然と吸収してもらったり、取材に同行することで人脈を広げてもらったりというのがメインになるのかも知れません。
お金が無い
こういう話って普通はメディア企業の社員になってやるような話だと思います。 でも、記者ではなく、ブロガーとしてこういう経験を得るという機会があっても良いのではないかと個人的に考えるようになりました。 将来的にテレビや新聞が崩れて行くという論調が多いのですが、そのような組織に変わって足で情報収集するような経験を積んだ人々はどうやって発生するのでしょうか?
今回の話が単に「同行」となるのは、そもそもお金が無いという話だったりもします。 取材や勉強会を色々やっているのですが、それらはお金が発生するような話では無く、むしろやればやるほど赤字になるような感じです。 交通費はかかりますし、勉強会後の懇親会予約を居酒屋で行って当日ドタキャンが出て店での予約が取り消せないと運営者側が自腹を切ってます。 間口を広げるために匿名(ハンドル名)でも参加可能としており、実際にどこの誰だかに関しては詮索していないので「負担してくれ」とも言えないですし、言うつもりも無いというのもあります。
何が言いたいかと言うと、一緒に経験を共有するために人を雇ってゼロから育てるような事が出来ないんですよね。 自分が食べるギリギリな感じなので。 ということで、今の私に出来る事って「今度取材に行くのですが誰か一人同行しませんか?」と言うぐらいなんですよね。
問題もある
でも、日本ではブログだけで生活するのが恐ろしく難しいという現状があります。 そのような中で「何で企業とかに取材に行くの?」という疑問が発生し、「意味ないんじゃない?」という考えへと発展することもあると思います。
また、一緒に同行したとして、私が見せられるのは私の方式だけであり、それは正規メディアなどでのプロの記者な方々とは違った何かだろうと思います。 私と同行して変な癖を覚えてしまい、実は逆効果という可能性すらあります。
実施方法が厳し目になると思う
何かをする時に上司や先生や先輩が、後輩を連れて行ったりしながら様々なノウハウを盗ませるという方法は、形がある組織内で行われるのが一般的です。 この方式であれば、何か問題が発生したときに方向修正をさせる強制力があったり、責任者が責任を取れるからだと思われます。
今回考えている「誰か一人一緒に行きましょう」という方式では「強制力」というものは存在しません。 また、何か問題が発生したときに、連れて行った人物が正しく責任を取るにはどうすれば良いのかも曖昧な部分があります。 あと、実際にはどこの誰なのかを誰も知らずに取材へと同行というのも、後々問題になる可能性もあります。
そのため、私が行く取材に関しては私の取材ポリシーに合わせて頂いたり、私には本当の所属や正体を教えて頂くなど、多少厳し目の要求をすると思われます。 それでも良いから一緒に行きたいという方が登場するかですね。。。
でも、やってみなければわからない
ただ、机の上で考えるだけで行動しないと何も新しい事が見えない可能性もあるので、とりあえずやってみようかなぁと考えています。 取材先からOKを頂けたら、取材に行く前に「誰か一人一緒に行く人いますか?」とTwitter上で募集してみます。
さて、どうなりますかね。。。
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