Twitterで大学授業ノートプロジェクト sfcnote が斬新過ぎる
「twitterで意見を交わし合いながら授業を受けるとどうなるかという知の共有・創発実験」であるsfcnoteが面白過ぎます。 Twitterを使って授業の共有をするとどうなるのかに関する非常に面白い取り組みだと思いました。
sfcnoteは、SFC(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)の教室を舞台としつつ、Twitter上で議論を活発化させ、さらには授業ノートとしてまとめてしまおうという実験プロジェクトのようです。 大学の各教室名と同じハッシュタグがあらかじめ用意されています。
以下、Webサイトに書いてあるプロジェクトの目的や背景です。
http://sfcnote.com/より
■□■ プロジェクトの目的 ■□■
・学生同士が、授業内容について意見をより活発に共有することで、創発的な授業、キャンパスを創りあげていく
・キャンパス内外のコラボレーションの活性化
■□■ プロジェクトの背景 ■□■
・twitterのビジネス利用が模索される中、教育機関でのtwitter利用でなかなか面白い事例がない
・そこで、twitterを使って知の共有・創発を促進させる学生の試みとして、最初の事例をSFCから作ってやりたいと思い始動
・SFCらしい外部にも誇れるような文化を、研究会などの枠組みを超えて創っていきたい
主に内部コラボレーションを目的としているように読めますが、結果として大学外部とのコミュニケーション窓口になりそうな気がしました。
知った経緯
このプロジェクトは、Twitter上で偶然知りました。 私が「のに子博士のブラボーRuby道」というタイトルでImpress Japanさんから献本して頂いた本について書いたエントリを公開して、それをTwitterで告知したところ、10分以内に研究室に入りたての新人学生から以下のような返信が来ました。
「研究室に入ってきた新人学生に渡してみて感想を聞いてみようかなぁと思った一冊」。僕のことでしょうか??笑 rubyには興味があるので読んでみたいです!!
で、「じゃあ、明日持って行く」というような返信をしつつ、彼のTwitterアカウントは知らなかったので、発言を見てみた所、 #sfc_k23 という教室名のハッシュタグを使ってTweetしていました。
その中で、マスコミュニケーションの授業をしている先生がTwitterの楽しさが理解出来ないという内容の発言があったので「このハッシュタグを盛り上げればいい?」と聞いてから、Twitter上で「急募」をしてみました。
【急募】たった今、大学でマスコミュニケーションに関する授業中らしいのですが、先生がTwitterが何故流行っているのかわからないそうです。140文字以内で推測される理由を教えて下さい。 #sfc_k23
http://twitter.com/geekpage/status/5039931992
その結果、様々な方々に意見を頂け、最終的には以下のような話になったようです。
先生にみせました!来週はこれを教室の画面に写して授業するそうですよwすごいことになりますねw #sfc_k23
と、まあ、ここまでは単に大学授業のTwitter中継に乱入しただけなのですが、その先がありました。 そして、以下のようなTweetがありました。 いつの間にか私が授業に「出席」したことになっていました。
http://twitter.com/sfc_notter/status/5040219374
そして、そのTweetに記述されていた「授業ノート」は以下のような感じです。 恐らく、授業の時間割に合わせて区切る時間を静的に設定してあって、授業終了時間とともに区切ってまとめる自動プログラムなのだろうと思います。
http://sfcnotter.net/200910215sfc_k23.html
Twitterでのつぶやきがそのまま「授業ノート」として保存されていく仕組みなんですね! 何か凄く新鮮ですね。
この「授業ノート」には、Twitterは何故楽しいのかに関する様々な方々からの意見が含まれているので、もしよろしければご覧下さい。
面白いですね!
こういうのってSFCっぽくてイイですね!
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