[Interop2008レポート] 横河電機の光技術
横河電機さんの光技術展示が凄すぎました。
光スイッチ
まずは、光スイッチ技術です。 通常のスイッチやルータでは、「光 ⇒ 電気 ⇒ 経路決定 ⇒ 光」という処理を行いますが、そろそろ速度向上のための努力も限界に近づきつつあるため、これを「光 ⇒ 光」としながらスイッチしてしまえというものです。

速度が上昇するだけではなく、電気信号への変換が入らなくなる分、消費電力も削減できます。
「電気信号に変換せずにIPヘッダの処理などをどうやっているのだろうか?」と思ったのですが、ヘッダ部分だけを電気に変更してその後のペイロード部分を光のままスイッチングしているとのことでした。




40Gトランスポンダ
通常の40Gトランスポンダであれば2〜3kmぐらいしか伝送できないところを、800kmぐらい飛ばせるようにしたトランスポンダです。 RZ-DQPSK(Return to Zero-Differential Quadrature Phase Shift Keying)という技術によって実現したそうです。 (RZ-DPSKとは違うので注意)

この40Gトランスポンダには、以下の特徴があるそうです。
- ビットレート:デュアルレートに対応
- C-band / L-band フル可変対応
- 300-pin MSA準拠
- OIF SFI-5準拠
- 外形寸法 : 5x7 inch
測定器
位相変調アナライザがShowNet Awardにノミネートされています!

難しい。。。
凄い事は良くわかったのですが、私の能力不足により本日中に詳しく理解できそうになかったので、後日取材のお願いをしました!
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