[Interop2008レポート] Layer 2-7 10Gbpsで実パケットエミュレーションできるルータテスタ (IXIA)
2層〜7層までの様々なパケットを高速エミュレーションできるテスタデバイスです(IXIA)。
例えば、10ギガイーサネット8ポートブレードでは、 10ギガビットイーサネットインターフェース8個それぞれに対して、Power PC CPU(800Mhz)とFPGAがついており、様々なパケットを擬似的に送信できるたりします。 各インターフェース毎にLinuxで動作しており、メモリも1GBや2GB付属しています。 1ブレードにある8CPUが全て独自自律して動作しているイメージです。 そのため、良くある全ボードで1CPUのものよりも、強烈なエミュレーションができます。
様々なエミュレーションが可能で、例えばBitTorrentによるP2Pトラフィックも生成可能であるそうです。 (現時点でWinnyのエミュレーションはできないそうですが、リクエストが非常に多いため検討中とのことでした)
なお、1インターフェースで100万フロー!いけるそうです。
さらに凄いのが、各インターフェース毎にBGPのエミュレーションも可能で、1インターフェースにつき1500〜2000BGPコネクションをエミュレートできるそうです。 その他、様々なルーティングプロトコルもエミュレート可能で、例えば、OSPF/IS-IS/PIM/MPLSなどもできるそうです。 ルーティングプロトコル以外でも、IPsecやRSVPやPPPoEやVoIPや802.1xやL2TP、その他いっぱいできるというのも凄いと思いました。
ルーティングのエミュレーションでは、仮想的にルータがあるようにも見せられるそうです。
さらに、自動テストを行える機能もあり、その自動テストに他社テスタを使う事も可能であるそうです。
なお、このルータテスタはIPv4/IPv6マルチキャストやNATの性能評価用に、Interop ShowNetにて使われていたそうです。
あまりに強烈なフローを出せてしまうので、「夜の暴れん坊」として夜中のみ本格的なテスト活動が行われたそうです。
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