90年代前半のゲームの方が良かったと言える理由
「The Top Ten Reasons Gaming Was Better in the Early‘90s.」という記事がありました。 昔のゲームの方が良かったよね!系の記事です。
元記事では、ゲーム暦20年の著者が語っています。 今では、ほぼ全てのゲーム本体を所有し、ちょっとでも興味のあるゲームは片っ端からやっているそうです。 しかし、ゲームが単純だった頃の方がゲームによって「魔法」のような経験を得られたと主張しています。
元記事を読むと、問題点として挙げられているものの多くは単純に著者の年齢とそれによるコミュニティや視点の変化に関連していたり、「著者がゲームをし過ぎて慣れていってしまったのでは?」という感想もちょっとだけあります。 例えば、今でも公園などでDSを使って友達同士で遊んでいる子供は昔と変わらず対面で対戦をしていますよね。 あと、そこまで品質にこだわりすぎなければ起きない問題もありますし。
まあ、ただ何となく「そうかも知れない」と共感できる部分もありましたし、単調であることの価値というのは結構納得できると思いました。 Wiiの事例とかもありますし。
なお、当時私が大好きだったゲームは、くにおくんのドッジボールやコナミワイワイワールドとかですかね。 皆でワイワイとモトローダーをやるのも大好きでしたね。
以下、要約です。 かなり意訳気味ですし、誤訳や勘違いの可能性があるので是非原文もご覧下さい。
10. ジャンプのときの効果音
ゲームがリアルになりすぎて来ると、「ぼよーん」という素晴しい効果音は場違いになってきた。
9. インターネットが無い
リアルに会って一緒にゲームをする必要があった。 今ではどこかのフォーラムに入って参加するだけ。 そこにはふれあいが無く無味乾燥でつまらない。
8. マルチプレイヤとは人間同士のふれあいだった
マルチプレイヤゲームをするというのは数人の友達と一緒に遊ぶことだった。 一緒にワイワイ騒ぐのが楽しいのであって、ヘッドセットに向かって下らない事を叫ぶのは空しい。
7. チートがやりにくかった
昔は、ゲームが有名で攻略本にチートが記載されればチートを知るという感じだった。 そうでなければ非常に苦労して発見するか、最後まで発見できないかだった。 今は簡単にチートの方法を探せてしまう。
6. カジュアルとハードコアの溝がなかった
最近では、全てのゲームが2つに分かれる。 非常にカジュアルなゲームか、複雑でハードコアなものだ。 昔はゲームの難しさの差がある程度だった。
ボタンの数も少なかった。 最近は、コントローラが複雑すぎる。 Wiiによって多少軌道修正がされたが、もっと単純であってもいい。
5. 発売の間隔が大きかった
最近では、週3つぐらい新しいタイトルが発表されている。 昔は一つずつ一通りできていた。 今は、あまりに多すぎて全部を十分にこなす時間がない。
4. 昔はテレビがあればよかった
昔はテレビの後ろのピンにケーブルを差し込むだけで良かった。 今は、最適な環境を整えるためにテレビ、サラウンドサウンド、ワイヤレスコントローラ、その他ハードウェアの設定方法をひたすら調べなければならない。 さらに、Dance Dance Revolutionの特殊コントローラなども加わってくる。 複雑になり過ぎ。
3. ムービーによる中断が多すぎ
この点に関しては異論が多そうだが、今のゲームはハリウッド映画のエミュレーションでしかない。 昔のゲームのストーリーはそんなに高級なものではなかったが、今よりもイマジネーションを働かせてくれた。
2. 耐久力
昔のファミコンは起動に問題が発生することもあったが、何とか使い続ける事が出来た。 最近のゲーム機は対処しようがない問題が発生しやすい。
(ちょっとこの章の訳は自信がありません。)
1. グラフィック
最近のゲームはグラフィックやオーディオやムービーでゲーム性をごまかせてしまう。
昔はグラフィックだけ見てゲームの良し悪しを判断しやすかった。 良いグラフィックを作れるレベルがあるゲームは楽しい事が多かった。
90年代が懐かしい。なんて時代にゲーマーになってしまったのだろう。
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