「ちんこ」で検索して大統領をヒットさせるプログラムを書いて懲役3年?

2007/9/27

SEO(というより検索エンジンSPAM)によって逮捕された事例と言えるかも知れません。 「Linking president to penis may put Pole in prison」という記事がありました。

検索エンジンを使って、ペニスを意味する俗語とポーランド大統領のWebサイトを関連付けたポーランド人プログラマ(23歳)が逮捕されたそうです。 最大で3年の懲役刑になる可能性があるそうです。

このプログラマが作成したのは、いわゆるグーグル爆弾(グーグルボム、google bomb)プログラムだそうです。 非常に有名なグーグルボムの例としては、「miserable failure(悲惨な失敗)」と検索するとホワイトハウスのブッシュ大統領ページが表示されるというものがありました。 (ただし、このグーグルボムは既に無力化されています。)

グーグルボムは、Googleの検索エンジンが外部サイトからのリンクを利用している事を逆手にとった手法です。 グーグルボムは、HTMLのAタグに意図する単語を含む大量のリンクを攻撃対象Webページに向けることによって行われます。 リンクは、不特定多数のブログコメント欄などに書き込まれるのが一般的です。 愉快犯として不特定多数のWebサイト運営者が自主的に意図したリンクを張ることもあります。

今回の事件では、恐らく「ペニス」を意味する単語をAタグで囲んでポーランド大統領のWebサイトにリンクを張ってまわるプログラムを作成したのだと思われます。 国によっては、それで逮捕されてしまうというのは確かにあるかも知れないと思いました。 日本でも、同様の内容で名誉毀損裁判などが今後発生するかも知れないと思った今日この頃でした。

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