エンジニアは下らない質問をする
「バナナはおやつに入るんですか?」という質問をしたことがあるエンジニアは多いと思います。 私も真っ先にそのような質問をした覚えがあります。 で、実際にバナナを持ってくる人がいるかというと、私は見たことがありません。
エンジニアって一般人から見ると変な、もしくは下らない質問が大好きな人種なのではないかと思う事があります。 エンジニアというよりもプログラマかもしれませんが、全ての事をswitch case文で考えて、条件分岐の白黒をはっきりさせたがってしまうのではないかと思うのです。
以前、マンション営業をする友人に「職業がエンジニアな人がお客さんだと面倒なときがある」と言われた事があります。 最後に契約書を確認する際に、非常に細かいところを確認したがって面倒であるそうです。 (私は細かく確認しない大多数の人の方が間違っているとは思いますが。。。)
細かい話になってくると、例えば受け渡しの前に大地震が来たらどうなるか? 受け渡しの日に大地震が来たらどうなるか? 大地震時の責任トークンが販売会社から顧客に渡るのはいつか? 受け渡しの日の鍵を受け取る前と後で責任範囲が変わるのか? 受け渡し予定日を変更した場合にはどうなるのか? などだそうです。 このような粒度で色々な項目を確認されたり、議論の結果を契約書に反映しなければならなかったりで大変だそうです。 友人曰く、発生の可能性が低い事に非常に時間を裂いて議論をしてしまう、そうです。
旅行などで添乗員に変な質問をしているエンジニアを見かけたこともあります。 添乗員が「○は危険なので行わないで下さい」と言うと、「それをするとどうなるのですか?」と質問をしていました。 さらに、問題が発生してしまった場合の対処方法を細かく聞いていました。 他のお客さんは「早く観光させろよ」という雰囲気をかもし出していましたが、質問している本人は気がついていませんでした。 他のお客さんからすると「お前はその対処方法を人生で使う事があるのか?」という感じでしょうか。
プログラムなどを書いていると、そのプログラムでは一生発生しないだろうmallocの失敗などに対処するコードを大量にかかなければいけない事があります。 例えば、組み込みなどでは、それが発生するようなアーキテクチャであることがそもそも間違いだったりします。 ただ、だからと言って書かないわけにはいきません。 プログラミングの8割以上はエラー処理だろうと思います。 パッと考えてあり得ないからと言って、そこのコードを書かないことがあり得ません。
その考え方を、そのまま非エンジニアもいる生活に持ってきてしまうと「この人、変」となってしまうわけです。 と、ここまで書いておいてなんですが、恐らく現実世界では私は下らない質問が大好きな人と思われているだろうと思う今日この頃です。
なお、エンジニアであれば必ず下らない質問が好きであるわけではありません。 私の周辺には、そういう人がポツポツいるというだけのことかもしれませんので予めご了承下さい。 と、このようなdefault文を書いている時点で駄目な気もしてきました。。。
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