アルファハブ
小飼弾さんの「404 Blog Not Found : GIGAZINEがアルファブロガーでない理由」という記事を読んで思いました。 個人ニュースサイトは「アルファハブ(Alpha HUB)」と言ってみてはどうでしょうか? 以下、アルファハブという単語を使って書いてみます。
個人的に勝手に定義すると「アルファハブ」は以下のようになります。
- 1) 個人で運営している
- 2) 多くのネタを仕入れてきて流通させている
- 3) 読者が多い
ハブ(HUB)とは何か?
「ハブ」とは中継機や中継所のことです。以下、wikipedia : ハブ (ネットワーク機器)より引用。
ハブ(HUB)とは、スター型物理トポロジを取るネットワークにおいて中心に位置する集線装置である。ハブという名前の由来は『車輪の中心』からきている。
ハブ空港という表現もあります。以下、ハブ空港 : wikipediaより引用。
ハブ空港 (hub airport、−くうこう) は、各地に放射状に伸びた航空路線網の中心として機能する、「拠点空港」を意味する言葉である。自転車などのタイヤに例えると、車輪の軸 (じく/ハブ) 部分が「ハブ空港」で、輻 (や/スポーク) の部分が「航空路」にあたることからこの名称がついた。
「ハブ空港」という語には二つの意味がある。
1) ある空港を特定の航空会社が運用の拠点としていること → これを「航空会社ハブ空港」ともいう。
2) ある空港が広域航空網のかなめとして機能していること → これを「拠点都市」ともいう。
アルファハブの凄さ
ブログの特定の記事に対してアルファハブな方々からリンクをして頂くと非常に多くのトラフィックが発生します。 アルファブロガーの方からのリンクもびっくりするぐらい、多くのトラフィックが発生しますが、個人的にはアルファハブな方々からのリンクとはトラフィック特性が違っている気がします。
アルファハブの方からのリンクには、波及効果があります。 例えば、GIGAZINEさん 、オレンジニュースさん 、駄文にゅーすさん 、まなめはうすさん などからリンクしていただくと、それを見た他のサイトが「via ○○さん」という形でブログでネタにしてくれることが多いと感じています。
一方、アルファブロガーの方が書いた記事経由で二次リンクが発生する頻度はアルファハブな方々よりも少ないと思われます。 個人的には、アルファーブロガーの書かれた記事は記事そのものがリンク対象になり、アルファハブの方々が掲載した各ネタはネタそのものがリンク対象になるのが原因ではないかと考えています。 どちらかというと、はてなのhotentryなどからネタを収集するのと同じ感覚でアルファハブの方々の発見したネタを利用しているのではないかと予想しています。
これは、どちらの方が凄いと言うのではなく、互いに性質が違うものであると思われます。 アルファハブの方々はどちらかというと問屋のようなものではないかと思います。 多くの商品をガッと集めて、各小売店に販売する役割です。
問屋は必要な存在です。 熱帯魚の世界では、問屋から如何にして良い個体を仕入れるかで売り上げが変わるそうです。 例えば、小売店は自分でブラジル人と直接交渉して魚を仕入れることが出来ます。 ですが、2日もかけて飛行機便で魚が輸送される間に死んでしまう可能性もあります。 また、到着直後の魚は弱っているのでトリートメントを行わないと売れません。 さらに、誠実な外国の商売相手を探したり維持したりが大変です。 これらの手間を一手に引き受けてくれるのが問屋です。
話が多少ずれてしまいましたが、アルファハブの方々も同様だと思います。 手間隙をかけてネタを仕入れ続けてくれているのです。 これは大変な労力だと思います。 私もやろうとしてみたことはありますが、ヘタレなので続きませんでした。
アルファブロガー+アルファハブ、是最強?
最近は、様々な企業が宣伝などをするためにアルファブロガーの方々と色々模索をしているという記事を所々で見るようになりました。 個人的には、アルファハブな方々もこの枠組みに参加すると最強になるのではないかと思いました。
アルファブロガーの方が宣伝したものをアルファハブな方々が流通させると、凄いリーチ率になるのではないかと思っています。 アルファブロガーの方が製造を担当し、アルファハブな方々が流通を担当するという感じですかね。 ただ、あまりにやりすぎたり、宣伝であることを隠したりすると倫理的に良くないのでバランスが難しくなりそうな気もします。
最後に
以上、何となく妄想してみました。
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