ソフトウェアを専攻する学生が就職活動をする前に知るべきこと

2007/2/9

How To Get Hired -- What CS Students Need to Know」という記事がありました。 この記事では筆者がC/C++技術者の採用面接をやっていて思うことが書いてありました。 面白かったので要約してみました。 日本ではここまで厳しくないとは思いますが、心掛けとしては良いと思いました。

勘違いなどが紛れ込んでいる可能性があるので詳細は原文をご覧下さい。

記事によると多くの学生は面接前に十分な準備をしていなかったそうです。 また「1から10まで数えるループを書いてみて」や「16進数でFの次は何?」と聞いても答えられない修士卒業生と博士卒業生などを相手にすると疲れるそうです。 プログラマを採用したい時には、プログラムを書けない人は雇わないと書いていました。

面接者の視点

Joel on Software : The Guerrilla Guide to Interviewing」によると面接者は以下の視点で見ているそうです。

1. 採用者は、賢くて実際に物事を遂行できる人物を求めている。
2. 採用者は、既に何かを達成したことのある人を求めている。実績のある人を求めている。
3. 経験の無い事に関する職に就くことはできない。
4. 採用者は、貴方の名前を使って検索を行い、過去の所業を調査する。

学生はどうすれば良いか

職に就きたければ就職活動をする前に、自分でプログラムを書きましょう。 そしてプログラマとしてまわりから認められるようになりましょう。

学校に手取り足取り教えてもらうことを期待するのではなく、自分で設計をしたりプログラムを書いたりすることを身につけましょう。 学校の授業も必要かも知れませんが、授業では実際に必要な経験は得られません。 採用者が欲しているのは、授業で得られる仮想的な知識ではなく、本当のプログラミングを行った経験です。

職に就く前に経験?

大学にいるのであれば、研究室に入り難しい問題に取り組みましょう。 可能ならばいくつかの異なる種類の授業を受けてみましょう。 それぞれ良い経験になると思います。

オープンソースプロジェクトに参加するのも良い方法です。 参加する取っ掛かりとしては、既に存在しているプロジェクトにリグレクションテストを追加するのがお勧めです。 多くのオープンソースソフトウェアはテストプログラムが足りていません。 そのため、そこを手伝えば感謝されるでしょう。

オープンソースプロジェクトに参加する利点は、採用者が貴方の名前で検索をしたときに、その成果を発見できることです。 採用者が、あなたが書いたコードを見て、それが多くの人に使われているという事実を知れば、評価があがると思われます。

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