Web制作を誰に頼んだらいいのか見当がつかない(広告を出す場所の提案)
最近、知人(主に熱帯魚関係者)に「ホームページを作りたいんだけど、どこに頼めばいいの?」という質問を受けることが徐々に増えてきました。 会社のWebサイトを作りたいと考え続けているようですが、どこに発注したら良いか皆目見当がつかないそうです。
電話での勧誘は非常に多いそうですが、全く知らない相手で信用できずに頼めないという話を聞きます。 電話での勧誘の最近の傾向としては「タダで作りますよ」と言って誘うそうです。 「運営費は?」と聞くと数万円〜数十万円と言われてしまうそうです。 そして、それを聞くと「結構です」と断わってしまうそうです。
Webサイトを作る側の気持からすると、どこかで収入を得ないと意味がないのは当然です。 それが初期の作る時か、運営するときに少しずつかというのはパラメータチューニングの問題だと思われます。
しかし、発注する側の発想としては「できるだけ安く」「できるだけ良いものを」という風になりがちです。 「ここに頼むしかない!」と発注側が信じている場合以外では特にそうなりがちだと思われます。
しかも、私が接してきた非IT系の人の多くはWebサイトを作る事に対するモチベーションは恐ろしく低いです。 「連絡が来たときに住所を見られる程度でいい」「作っても誰も見ないだろう」「そもそも面倒」という発想が強い場合が多いです。 何故作るかというと「最近みんな作ってるしなぁ」「そろそろ作らないと駄目なんだろうなぁ」という感じだと思われます。
そのため、「それにお金は (かけられない || かけたくない) 」という思想が強くなるのではないかと想像しています。 その状態で発注する先の見当がつかないので、全くWebサイトを作らずに営業を続けるお店が多いのではないかと思われます。
私に「良い発注先を紹介してよ」と頼まれる事もありますが、残念ながら私も良いWeb制作発注先を知りません。 まず、有名どころは最高の質がありますが、価格が非常に高くて小規模商店にはあまりお勧めできないと思われます。 さらに、発注を希望する人が例えば地方だったりすると皆目見当がつきません。 その地元での良いWeb制作会社である方が機動力があって良いのですが、私がその地元ではない場合知り合いも全くおらず足がかりがゼロになってしまいます。
熱帯魚という特殊な業態であるという問題もあります。 まず、話をするためにはある程度観賞魚やペットに関しての知識が欲しくなります。
Webサイト制作用に魚を撮影する必要があるため、水槽の中の魚を撮影できる知識と技術も必須になります。 水槽はガラスが手前にあるので、正面からフラッシュをたくと反射して撮影ができなくなります。 フラッシュをたかないと光量が足りずにボケてしまいます。 水槽は背面もガラスなので、光が背面に反射する事もあります。 また、手前のガラスに撮影者が映し出されてしまう場合もあります。
このように考えると、発注者にある程度距離が近くて業界の事を理解しているWeb制作会社を知りたいと思ってしまいます。
距離の問題はさておき、私は「その業界を良く知っている」とWeb制作会社がアピールする方法はあるのではないかと思っています。 それは、Web制作の広告を業界紙に掲載することです。 例えば、熱帯魚であれば「フィッシュマガジン」「アクアライフ」「楽しい熱帯魚」が3大誌です。 これらはショップ向けの雑誌ではなく、一般ユーザ向けの雑誌と思うかもしれませんが、実は業界関係者の多くがこの雑誌を読んでいます。 そして、その雑誌に広告を出す側の人間(ペットショップ関係者)は、他社が出す広告をじっくりと見ている場合が多いです。 しかも、例えば熱帯魚好きでレストランを経営しているような人もこれらの雑誌を読んでいます。 (マニアのお宅訪問コーナーで自営業の人が大型水槽を自慢しているのを良く見ます)
私はこれらの雑誌でWeb制作の広告を見たことがありません。 このような場所で「熱帯魚関連Webサイトを受注しますよ!実績もありますよ!」とアピールすれば、興味を示すショップがいるのではないかと予想しています。
熱帯魚だけではなく、多くの趣味の専門誌でもWeb制作広告を見たことがありません。 例えば、園芸の雑誌、釣りの雑誌、スポーツの雑誌、その他趣味の雑誌で「Webサイト作りますよ!」という広告を見たことはありません。 Web制作広告を見るのは、Webデザイン系の雑誌ばかりです。 そして、多くの小規模ショップ店長はWebデザイン雑誌は読みません。
ということで、Web制作会社が顧客獲得のために様々な専門誌を探してみて、広告を出してみるという事を提案したいと思います。 専門誌は発行部数もそれほど多くなく、広告費もあまり高くないものが多いです。 ただ、そこに広告を出してうまくいくかどうか(広告に興味を示してくれる人がでるかどうか)はわかりません。 実際に広告を出すか出さないかは自己責任でお願いいたします。
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