ありがたい言葉やLifehackで重要なのは行間に詰まった濃厚なエキス

2007/10/17

偉人や達人が語るありがたい言葉や、その分野での先輩が語るLifehackの最も重要な部分は、その文章を額面通りに捕らえた内容ではなく、その行間にこそあるのではないかと思うときがあります。

私が高校で部活をやっているときに、その競技の達人が教えてくれる内容は非常に不可解なものが多かったです。 「ここで我慢をして、イイところで、ぐっと前に出て、ぽーんだ!」と言われても、あまりピンと来ませんでした。 (何の部活だよ!という突っ込みは禁止します。ナイショです。はーと。)

しかし、数年後に「あ、あれはこういう事だったのか!」と解った瞬間がありました。 確かに、最初は我慢をして「いいところ」と思える状況を作り出し、ぐっと前に出て行って、ポーン。でした。 文章で書いてしまうとわけが解りませんが、経験によって様々なものが捕捉されていき、最終的には「ありがたい言葉」を骨格として肉付けが行われていくような感じになりました。

Web上では、よく「SEOもある程度大事だが、それよりも良い内容の良いサイトを作る事が大事」という表現を見ます。 この表現の行間にも非常に多くの事象が詰まっていると思われます。 Lifehackの何気ない文章の多くにも同様に、行間にこそ最大のエキスが詰まっているのではないかと思われます。

結局、ありがたい言葉やLifehackというものの最大の効用は「あれはこういうことを言っていたのか!」と後で発見する事なのかもしれません。

ですが、ありがたい言葉やLifehackが全く意味がないかというと、そうではありません。 恐らく、Web進化論で言うところの「高速道路とその先の大渋滞」という奴だと思われます。

そこら中に溢れるLifehackによって、高速道路状態にはなれるけど、その先を行くには自分で経験してLifehackの言葉を骨格とした肉付けをしていかなければならないという感じでしょうかね。

おまけ

余談ではありますが、もちろん、そのLifehackが自分の思想とあっているかどうかというのも大いに関係があると思います。 また、本当に参考にするというよりはネタ程度に「あるある」と思いながら楽しんでいるという人も非常に多いと思います。 どちらかというと私はLifehackを見てネタとして楽しんでいる方だと思います。

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