セキュリティの勉強に役に立つ、セキュリティ関連RFC日本語訳ページ
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)のサイト内にセキュリティ関連RFCを日本語訳したページがあります。 ちょっと内容が古いものもありますが、これを読んでいくとかなり勉強になります。
RFCはIETF(Internet Engineering Task Force)という組織が発行するインターネット標準仕様を規定した公開文書です。 (すごく厳密に言うと標準仕様案を公開している文書かも知れません。) ただし、全てのRFCが標準仕様を説明した文書ではありません。 議論の過程にある提案、現時点における最善の実践(BCP)、FYI(For Your Information)、4月1日ギャグなども入っています。 全て英語で書かれています。
IPAのRFC日本語訳ページには日本語化されたRFCがいっぱいあります。 何を読んで良いかわからない方には以下のRFCがお勧めです。
- RFC2504 : ユーザのセキュリティ ハンドブック
- RFC2196 : サイト セキュリティ ハンドブック
- RFC3631 : インターネットについてのセキュリティメカニズム
- RFC2179 : 展示会におけるネットワークセキュリティ
ユーザのセキュリティ ハンドブック
インターネットでの盗聴は電話回線の盗聴より簡単、ダウンロードすることの危険、ウィルス、パスワードなど基本的な事が書いてあります。 技術者じゃない人も読めるように書いてあるので、学校や会社などでの組織内教育に使えるかも知れません。
サイト セキュリティ ハンドブック
組織内システムやネットワーク運用を行う上でのセキュリティポリシーの策定方法に関する注意点などを解説しています。 システム運用者やネットワーク技術者を目指す人は読む事をお勧めいたします。
インターネットについてのセキュリティメカニズム
インターネットでのセキュリティに関する基本を簡潔に解りやすく解説してくれています。 「セキュリティ」と言うけど結局どういう技術があるんだろう、と思った人の入門書としてお勧めです。
展示会におけるネットワークセキュリティ
展示会でネットワークを使うという状況が発生する人は少ないと思うので、読み物として読んでみてください。 読み物として読むと結構楽しいです。
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