落雷でAmazonとMicrosoftのデータセンターが落ちる

2011/8/9-1

8月7日、アイルランド、ダブリン(Dublin)にあるAmazon EC2とMicrosoft BPOS(Business Productivity Online Suite)が落雷によって落ちました。

Amazonの発表によると、Amazonデータセンターの近くにある変圧器への落雷によって爆発と火災が発生し、電源喪失したようです。

Data Center Knowledgeの記事では、Microsoftスポークスマンの発言を以下のように紹介しています。

“We were informed the incident was the result of an lightning strike that caused an explosion on one of the substation’s transformers,” said a Microsoft spokeswoman. “The lightning strike created an electrical surge large enough that it affected a portion of our backup power systems. Our team is highly trained to respond to various types of issues, so they then began to manually transfer to generator power.”

これを読む限り、Amazonのデータセンター周辺にMicrosoftのデータセンターもあって、同じ落雷によって影響を受けたように思えます。 インターネットに関連する重要施設が一カ所に固まるのは良くある事ですが、インターネットに接続されることが前提である「クラウド」も例外ではなく、単一の事象が複数の障害を発生させる可能性があることがわかる事例なのかも知れません。

2009年も

2009年にもAmazon EC2の米国データセンターで落雷によるダウンがありました。 自然災害も、クラウドコンピューティングに影響を与えるのだなぁと改めて思いました。

追記

落雷による停電後に、ソフトウェアのエラーによって本来消すべきではないブロックが消されてしまうという障害が発生していたようです。

あと、米国Amazonでも障害が発生していた模様。Foursquare等が落ちていたのはこちらの障害です。恐らくヨーロッパの落雷とは無関係だと思われます。

追記

その後、実際は落雷が原因ではなかったという記事が掲載されていました。

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