HTML知識レベル
「Levels of HTML knowledge」という記事がありました。 かなり皮肉たっぷりで笑えました。 以下、要約していました。 誤訳などがあると思うので詳細は原文をご覧下さい。
原文のさらにネタ元の「Levels of CSS knowledge」も面白いです。
レベル 0
このレベルの人はHTMLを見ることはありません。 例えば、メールで送信されてきたHTMLメールを原文のまま見るなど、稀に何かの間違いで表示されてしまっているHTMLを見ることはあります。 彼らはレベル0以上になろうとも思いません。
ありがちな発言
「H?TM? 何それ?」
レベル 1
このレベルの人たちは、自分たちが日々目にしているWebサイトの裏で何らかのプログラムが動作している事を認識しています。 このクラスの人たちはWebサイトを自分たちで作るときには、専用のツール(Photoshop、Dreamweaver、Frontpageなど)が無いと作れません。
このクラスに存在する多くの人たちは「PostScriptを手で書く人はいないよね、Webだってそうだよ」などという事を言って自分を正当化しようとします。 残念ながら多くのWebプロジェクトマネージャはレベル1以上になっていません。
ありがちな発言
「HTMLって文字の太さを変えたりする奴だよね」
レベル 2
このレベルでは、自分のわかる範囲のタグを見ながらHTMLの内容を理解できます。 しかし、このレベルの人たちは直接HTMLを触る事を嫌います。
このレベルの人たちはVisalStudioなどを使う安心感を好むようです。 彼らは、HTMLは簡単であるためアプリケーションが自動で生成すべきであると考えているようです。 レベル2の人はCMSベンダに多く見られるようです。
ありがちな発言
「IDEでWebページを作ればIEで普通に表示できるよ。何でHTMLなんて気にする必要があるの?」
レベル 3
90年代に学校に通っていた人たちが、このレベルには多く見られます。 昔、この人たちがHTMLを手で書いていた頃の技術である、tableのネストやスペーサgifについては良く知っています。 彼らは、HTMLそのものよりも、彼らが知らないDreamweaverなどのアプリケーションの使い方を学ぶ事に多くの時間がかかってしまいます。
ありがちな発言
「ulとh1を使って綺麗なレイアウトを出来る事は知ってるけど、table、img、brで十分だよ。」
レベル 4
このレベルまで来ると、人々はdoctypeなどを使い始めます。 最初は必ずtransitional doctypeが使われます。 このレベルの人の多くは XHTML 1.1 のファンです。 なぜならばバージョン番号が大きい方が良いと思っているからです。
このレベルの人は新しい手法や技術を学び続けますが、何故それらが使われるのかについてはあまり考えていないようです。
ありがちな発言
「tableを使わずにdivでどうやって表を作ればいいの?」
レベル 5
標準に詳しい人たちはこのレベルになります。 この人たちは構造とセマンティクスを最優先します。 どのように表示されるかは二の次です。
このレベルの人たちは細かいMarkupの違いに関する議論に時間を割きます。 彼らはクラス名を考えたり、HTMLやCSSのコードを美しくするために数時間も使ってしまいます。
ありがちな発言
「どの種類のリストを使うのがセマンティクスとして一番しっくり来るかなぁ」
レベル 6
このレベルの人たちは業界自体を作っています。 彼らは今よりも将来何が使いやすいかについて考えています。 彼らの作業は5年後ぐらいまでは一般のWebプロフェッショナルには関係の無い事です。
レベル6では、Webサイトを構築する仕事はしていないと思われます。 彼らは将来の仕様を書いたり、ブラウザを作ったりしています。
ありがちな発言
「HTML 4.01 と XHTML 2 の仕様は制限事項が多いので新しい仕様を提案しているところだよ」
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